黒い企業にいたから出来る事
こんにちは。
湯沢町にUターンし、プログラミング講師として活動中の腰越です。
最近は学校や役所への授業提供の提案営業ばかりしていて、「ちゃんと授業してんの?」という質問をされたので、僕のこれまでの授業経験と、本業の活動記録をまとめておきます。きちんと準備をして授業に臨んでいるので、保護者の皆様ご安心ください。
漫才が僕の授業の原点
いきなり自惚れますが、僕は学校の先生より楽しくてわかりやすい授業を提供できます。これは才能やセンスの話ではなく、今までに人前で話してきた時間量が(少なくとも同年代の学校の先生より)圧倒的に多い自信があるからです。
別に学生時代に教員免許を取っていた訳ではありません。(まさか自分が塾講師という職を選ぶとは思ってもなかったし)ただ学生時代は友人と漫才コンビを組んでいて、夜通し喋る練習をしたり、芸人さんの漫才を見て、話の組み立て方や体の使い方、間の取り方なども結構研究しました。素人ながらネタも作っていたので、学園祭で披露したりもしてました。その後調子に乗ってM-1グランプリにも毎年出場していましたが、そこでは出るたびに大スベリをし、地獄をみました。(初挑戦の時は2分間の漫才中、空調の音が永遠に聞こえるくらい静まり返っていた)
芸人さんの凄さを肌で感じ、お笑い芸人という夢は早い段階で諦めましたが、そんな中でも人前に立って楽しませるための声のトーンや間の使い方、目線の配り方などは素人ながら掴む事が出来ました。
この経験は今でも授業内で活きていると思います。
容赦無い授業地獄
そして社会人(塾講師)となって実際の授業をするようになってからも、新卒の時に大分イジメ…鍛えてもらいました。
具体的には、入社1年目から
・年間300時間以上の模擬授業研修(入社直後は朝までコース)
・社員不足(逃亡)による代打で休日出勤、終わりの見えない週7勤務
・三元授業(1人で3つの授業を同時に行う)
・冬には1コマ210分×2の入試対策授業(講師は7時間ほぼ喋りっぱなし)
などをず〜っとやっていました。ピーク時は39度の熱を出しても、補充人員がいないから冷えピタを首裏の見えない所に貼って、マスク2枚重ねにして授業もしました。
そんな働き方をしていると、体重は標準より-15kg以上足りなくなり早い段階で見事なガリガリボディをGET。生徒・保護者・同僚・友人等...会う人全てに「ご飯もっと食べなきゃ〜」と母親のような心配をされる始末。(改めて書くとすごい会社だったなコレ)
#でもこれがあったから今がある
なのでこれだけ人前で喋るための時間を費やすと、話す内容が何だろうと基本的に「授業(=プレゼン形式)」というスタイルに落とし込み、内容を頭に叩き込んで少し練習すれば上手に話せる体になってしまったのです。
とはいえ、じゃあプログラミング教室の指導準備が楽勝だったかというとそういう訳でもなく。
模範解答が無限にある問題の予習
僕の勤務する子ども向けプログラミング教室(ロボ団)の授業は
①ロボ製作
②プログラミングを組む
の順番で行います。
①ロボ制作は、レゴブロックで作成するので、ある程度作り方が決まっていて1度自分で組み立てられれば大丈夫そうなのですが、問題は②プログラミングを組む所の予習です。
例えばですが、こんな課題。
障害物を避けて目標地点まで動かすプログラミングを組む場合、上記の例だと矢印が6パターンありますが、これは全部正解となります。
というか、Aにさえたどり着けば良いので、正解パターンなど無限にあります。ということは講師は正解を暗記しておくのではなく、根本的なプログラミングの動きの理解をしておかないと教えられません。
上記の例題くらいならまだ対応出来るのですが、内容が複雑になってくると結構きついです。(と言っても、予習中はロボットで遊びながら理解していくので楽しくもあるんですけど)
最初はビジュアルプログラミング(パズル形式のプログラミング)なので、ipadでプログラムを組んでいきます。小学生でも感覚的にできますが、命令を複数出す場合根本的な理解をしていないとエラーが起きた時の原因アドバイスが結構難しい...
とまぁ色々知識的な苦労もしつつ、授業に向けて通勤の車内で喋る練習も毎日しつつ、なんてしていたらあっという間に体験会の日に。
プログラミング講師デビュー戦
今回はJAXA(宇宙航空研究開発機構)とコラボ開発した体験会を実施し、プログラミングが、どのように社会(今回なら宇宙)で使われているかを体感してもらいました。
↑緊張のあまり、一発目に体験生の名前を呼んだら間違えて隣の子の名前を呼んでました。(マジで先生失格です、ごめんなさい)
↑今回の体験会は保護者参加型でした。お父さんはお子さんよりハマっていた印象。
↑進行方向や距離計算を予想する体験生のみなさん。(遊びながら数学的思考が身につきます)
最後は体験生全員がミッション(課題)に成功し、「楽しかった〜」と言って帰ってくれました。
楽しんでいただけて、本当によかった。
ということで南魚沼のみなさん。僕は南魚沼内では暫定1位のプログラミング授業が上手な講師です(同業者いないので)。ご興味のある方はロボ団南魚沼校でお会いしましょう。
ちなみにロボ団はプログラミング以外の魅力もあるのでそれも伝えたいのですが、今回の本題と逸れるので、またの機会に。
次回予告
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