コロナ禍の地方に生きる
新型コロナウイルスの感染拡大で、皆さん不安で不便な日々をお過ごしと思います。いち地方人として、いち事業者として、この先どう生きていくべきか、またコロナ禍をどう解釈するべきか、日々ぼんやりと、時に真剣に考えています。半ば自分の備忘録ですが、共有することで何かしら皆さんの参考になればと思いnoteに書くことにしました。駄文お付き合い頂ければ幸いです。
改めまして自己紹介、そして現在地
あらためて、茨城生まれの九州人、コイケタクヤです。こう見えて元ラガーマン。自然&トレイルランニング好きが高じて2014年に東京から宮崎に移住。5年間(有)ユニバーサルフィールドでスポーツイベント事業を経験させて頂き、卒業後の今年1月に株式会社LocalGain(ローカルゲイン)を設立しました。
共同経営者がいる熊本を本社とし、私は家族のいる宮崎で、連携しながら仕事をしています。コロナ禍のなかでリモートワークが取りざたされてますが、我々は常にリモート。働く場所を選ばないことは、これから地方で生きるメリットの一つになっていくと思います。
ロゴマークのモチーフは、アウトドアスポーツの象徴(と私が思っている)コンパス。地方が進むべき指針を示す気概と、飛び出した針は枠に捉われないチャレンジ精神を表しています。企業理念は「豊かな地方を体現する」。主にスポーツを通して地方が持つ価値を高める手助けをすることと、私たち自身の生き方を通して地方の魅力を発信していきたいという思いを込めています。ぜひ応援よろしくお願いします!
さてそんな我々にも、多分に漏れずコロナウイルスが直撃しています。企画やサポートを予定していたイベントは尽く中止。大きい所では九州最大のトレイルランニング大会Aso Round Trail(阿蘇ラウンドトレイル、5月)も先日中止が発表されました。各大会を楽しみにしていた選手の落胆は言わずもがな。スタッフ一同、申し訳なさと残念な気持ちでいっぱいです。そして弊社の経営にも大ダメージ。創立早々いきなりの試練に直面しています。
世界では100万人超の感染者と8万人超の死者が出ていて、まさにパンデミック。第2次大戦以来の危機ともいわれています。日本でも東京や福岡など7都府県で非常事態宣言が出され、足元の宮崎県でも4月9日現在で16名の発症が確認されています。学校は休校が続き、図書館や公民館など公共施設は閉まったまま。買い物には今のところ不便ないものの、自分の家族や生活が脅かされつつある現状は素直に恐ろしいです。
とはいえただ嘆いているわけにも、ネガティブな情報ばかり追いかけているわけにもいかない。コロナ禍の中にも今後につながる取り組みや考え方がたくさんあります。日本はこれまでにも、敗戦や震災や経済危機など多くの試練に立ち向かってきました。宮崎では口蹄疫もありました。そうした苦難や悲しみから生まれた教訓、学びはたくさんあるはず。コロナの中にもそうしたかすかな光を見出したいと思っています。
次回はもう少し具体的な行動に落として書いてみたいと思います。