♡A ♠T ♦6 フロップ戦略①
勉強方法を見直すことにしたこばやしです。
その説明については、過去記事をご参照ください。
今回がその記念すべき初回です。
条件は、MTT100BBの8MaxでGTO Wizardを回していきます。
まだ初回なので「きっとこうなるのでは?」という予想は入れず、淡々と結果と向き合いますが、
サンプル数が増えてきたら「こうだと自分は考える」という予想を入れながら勉強してくことで、
より深い理解ができるようになろうと思います。
前提となるお互いのレンジ
今回だけ、初回ということから丁寧に作業していきたいと思います。
今回はオリジナルオープンにBBがコールしたという想定でレンジを張っています。
UTG VS BB
CO VS BB
BTN VS BB
♡A ♠T ♦6ボードでのお互いのEQ
お互いのEQ状況を確認します。
パッとみて比較できるように表にしてみました。次回もこれを作る気力があるかは不明です。
当たり前ですが、Aハイボード、そりゃUTGが一番EQが高い。
オープンハンド中、トップペアの確率も一番高い。
これがレンジのEQ差ってやつですか?(あってるかは知らん)
アクション① BB
いずれのポジションでもドンク頻度はありません。
チェックしたものとしてオリジナルのアクションに移ります。
アクション② オリジナル
ベット頻度とベット額
オリジナルはこのボードでベットするのか、そしてその時のベット額はどうなるかをまとめます。
個人的に理由を説明できないのが、COとBTNとでは、BTNの方がベット頻度が高いそうです。
ベット額ごとに見てみると、UTGならここはベット額は大き目中心。
COはバランスよく、そしてポットオーバーも交えながら。
BTNは33%ほぼ一択、というような傾向がありそうです。
っていうか、ポットオーバー頻度が一番高いのがCO。UTGじゃないんですね。驚きです。
ベットするハンド/しないハンド
つづいてはどんなハンドでそれぞれベットする/しないのかを確認します。
・全体を通じて
とりあえずレンジでベット。とにかくベットしとけばええ。
・トップヒット
キッカーが強くトリプルバレル打てるようなハンドは高めにベット?
キッカーが弱い場合は額としては控えめに?
・セカンドヒット~ポケット
アンダーペア~ミドルペアまではそれほど高くない額をベット?
アンダーペアは逆に高めの額が出てきやすい?
・Kハイ
Aヒットとは逆にもう一枚が弱ければ弱いほど高めにベット?
強いよりならば安めな印象を受けるがどうだか。
・役無し
Q9s、J9sあたりもベット。レンジでベット。
チェックするハンドはKK、QQ、JJなどの「今のままでも十分強いポケット」と、セカンドペア以下の99、88、77。55-は逆にベットが増える。
また、Aヒットの中でも一部チェックレンジに回すハンドもある。Aヒット弱キッカーのA2s~A4s、A5oなどがそれら。
セカンドペアのTヒットの中でも同様にチェックに回すハンド、ベットするハンドが存在。
6ヒットはAK、AQなどと似たようなベット額に。6ヒットでベットしないハンドはK6s程度。
チェック頻度が比較的高いのはKK、K9s、55、44など。
ベットするなら基本は33%。
ポットオーバーベットをしているのはAKs、66、などの本当に強い手とJ9s~J8s、J2s、43sなど。
なるほど、同じボードなのにポジションが違うだけでここまで変わるのかという率直な感想です。
もちろん「変わる」とは思ってましたが、ここまで露骨な変化だとは思っておりませんでした。
つくづく、勉強方法を変えると新しい発見が一瞬はある、といったところでしょうか。
この勉強法でいいのかは、知らんが。
とりあえずこのハンドではベットする可能性が高そうです。
ではそれに対してBBはどういった抵抗を見せるのか?
アクション③ CBに対するBB抵抗
CBを受けたときを考えます。
33%ベット、66%ベット、100%ベット、、、と細かく見ていくには気力がありません。
分かりやすく、33%ベットを受けたときと100%ベットを受けたときの2点、みたいなかんじで
楽をしつつ、ベット額がほぼ一択の場合はその一択のみで確認したいと思います。
UTGから33%ベットを受けたBB
UTGから100%ベットを受けたBB
33%でコールしてたのに100%だとフォールドするハンドにJToがあります。なんで?
96sはコールのままなのに、Tヒットはフォールドだそうです。わけわからん。
ちなみに33%ベットだと98oはフォールドがほとんどありません。まじかよ。
「相手のベットがそれだけレンジベットで、何もないから」という前提がこの98oのコールを正当化させてるだけなので、そもそも99%でCBをしないであろうアミューズメントでこんなコールしてたらマイナスEVなんだろうなと思いますが自信はありません。
パッと見たところ、33%ベットよりも100%ベットの方がそりゃ当然フォールドハンドは増えるし、
チェックレイズハンドも減るしそりゃBBの積極性が減るよなぁという所感です。
このハンドで62sで、ポット100%にコールできるか。タフコーラーな自覚がある自分でもまぁ無理ですね。頑張ります。
そしてチェックレイズのハンドは、基本的にはセット、2ペア。対して強くもないのにチェックレイズしているハンドでいくと、ガットを追いかけて98sや、6ヒットの86s、76s、64sなどでしょうか。
86s?
相変わらずなんなのでしょうか、このハンド。とりあえずBBで86s持ってたらチェックレイズしていいハンド説を唱えてみます。他のポジションでも同じかどうか、ここから検証です。
COから33%ベットを受けたBB
COから100%ベットを受けたBB
86s検証しようと思ったら、そもそもCOのオープンに3betを頻度で返してたせいで影が薄くなってました。失敗です。
まず、チェックレイズのレイズ額が33%ベットの場合、急激に増えました。
チェックレイズするハンドの変化としては75s、74sあたりが該当します。
「これは無理です、覚えられません」と普段なら言いたいのですがなんと驚異の40%以上のチェックレイズ頻度。これはしっかりと取り上げざるを得ません。
バックドアがないならフォールド、バックドアがあるなら40%以上レイズ。
ほえぇ、そういうものなのか、という感想しか出てきません。
そのほか、今の自分では考えられないアクションをしているのはQ8sでしょうか。
バックドアのフラッシュあるなら、フォールドはしない!最低でもコール!
ちなみに現状、単なるQハイ!!Qハイでのチェックレイズ!!!
これが「搾取されない最適解」と思うと、いかに自分のアグレッションが低いのかと思わされます。
・・・ということだけ記憶してしまうから、次回以降、100%フォールドのJ3sとかで「アグレッションを高めるべくチェックレイズだ!」みたいなバカをやらかすんでしょうね。
ダブルバックドアだからチェックレイズハンドだというならば、Q9sもそうでいいのに、
何がこのQ8sとQ9sの違いを生むのやら。
でも、「ダブルバックドアハンドをチェックレイズ」というのは比較的間違ってはいなさそうでして、J8s、98s、87sなどもチェックレイズをしているので、この仮説は少し念頭において今後の検証を進めたいと思います。
BTNから33%ベットを受けたBB
ええぇぇチェックレイズ頻度めちゃくちゃ高いんですけど。
6xはチェックレイズ!QJsもチェックレイズ!Q8sはバックドアあるならコール以上!!
K3sもバックドアあるなら97%コール!!!
こんなのを、RFIDでやろうもんなら、実況してる人を絶句させてしまいます。
でも、どうやってもK3sで33%ベットにコールできる自信はありません。
そしてここでも74sを取り上げたいと思います。
フォールド頻度が消えたどころか、コール頻度までどこかに行ってしましました。
確かにこれもダブルバックドアのハンドです。いわれてみれば、これはチェックレイズハンドだという仮説を出してました。
ま、絶対に実戦じゃこれできんがな!!
ここまでのまとめ
こんな感じで、勉強方法を変えた初回をお送りしてきました。
成果としては、
・ポジションが違うだけでどれだけアグレッションが変わるか
・ポジションが違うだけでどれだけベット額が変化するか
・共通しているチェックレイズハンドは何か
などを学びやすくなったといったところでしょうか。
まぁデメリットとしてそれをはるかに上回る、
・終わりが見えない
・これでいいのかわからない
・画面キャプチャーめんどくさい
・意味があるかが分からない
という問題も抱えてます。
せめてあと数回は、、、続けて勉強してみたいと思いますが、既にこれまでいくつも、「1回やって企画倒れで二度と第二弾が出てこないテーマ」があるので、無理せず続けていきたいと思います。
そして引き続き引っ越し中です。
梱包を代わりにしてくれるサービスを依頼したら、棚の荷物やらクローゼットの荷物やら、すべてお任せてしてくれるそうなのですが99,000円取られることになりました。
ポーカー代がまさかの引っ越し代に取られてふてくされておりますが、
引き続き、よろしくお願い致します。