AハイなのにラストアグレッサーがCBをしないボードってどんなボード&どんなハンド?(LJ VS BB)①

気が付いたらAM05:00でした。こばやしです。

座学をもうちょっとちゃんとしないといけないと実感する1日でした。
今日は終日、勉強に時間を費やそうと思います。

テーマは、

 ・ボードがAハイ
 ・そして自分がラストアグレッサー
 ・けれどもCBを打たないボードってどんなボード?
 ・さらにどんなハンドでオリジナルはチェックをするか?

上記について考えていきたいと思います。
条件は、いつも通り60BB持ちのMMTという設定です。
ポジションはHJ(HERO) VS BBという設定で勉強していきましょう。

勉強方法

GTO Wizard「レポート」機能を使って、「Aハイなのに緑色の面積が多い」ボードを確認します。
その後、「チェック頻度10%」みたいなボードは割愛し、チェック頻度がある程度あるようなボードがどんなボードなのか、そしてそのボードで、自分がどんなハンドだとチェックに回すのかを確認します。

「Aハイだから脳死でCB」というのをやめるべく、頑張って勉強していきたいと思います。

AK + αボード

まずは画像が小さくなりますが、全体の確認です。

ぱっと見たところ、緑色の面積が60%以上を占めていそうなボードは、Aハイだとなさそうに見られます。ただしそれでも「基本的にはCBでいいが、それでもチェック頻度が50%はあるボード」はいくつもあるように見られます。

より細かく見ていきましょう。

まず最初はAK+αボードです。T以下の、AK+2~9については、かなりチェック頻度が高い結果となります。
ここでは、
 ・最もチェック頻度が高いレインボーボードの A K 2 (チェック頻度49.6%)
 ・最もチェック頻度が高いフラッシュボードの A K 7 (チェック頻度52.5%)
以上2ボードを確認していきましょう。

AK2レインボー

まずはこのボード、チェックかポットオーバーのアクションです。
ここは想像通り。続いて、この49.6%のチェックに回すハンドを確認します。

なるほど、よくわからん。

パッとみてすぐに気が付くところとしては、

・Aヒット
 → キッカーが強いなら「AK」の主張ができるオリジナルが有利なのでベット。
   弱キッカーは、AヒットというSDV実現のためにポットを大きくせずチェックで進行?
   キッカーが強いかどうかの判断は、おおよそ8~9が境目になっている模様。

・Kヒット
 → KQsだけベット頻度が45%超存在するが、それでもチェックが優勢。
   セカンドヒットというSDV実現のためチェックで進行?

・ポケットペア
 → QQ~66までチェックが大半。55以下はベット頻度が増えていく。

・セット
 → AAはチェック。KKはベット。22もベット。
   トップセット以外はベットしていく。

といったところが、チェックのハンドになっています。
ただここで気になるのがQxの存在です。

Q9s~Q6sが、基本的にはチェックでの進行。意味わからん。

「SDVないハンドをブラフに回す」が鉄則だという理解をしていました。

では、Q9sにどんなSDVがあるんでしょうか?
確かに「ヒットしていない世界では一番のハイカード」ではありますが、
Qハイで勝っている世界戦を自分は想像できません。
9がすべてベットしないかというとそうではなく、J9s、T9sはベットする。
なぜなのでしょうか。

一応、EQグラフを見てみましょう。

※GTO Wizard画面を一部加工

なるほど。Q9sよりもJ9s、T9sの方がEQが低い、という結果でした。
ギリギリ、Q9sは「雑に扱うには強すぎる」、J9s、T9sは「こんなんどうせ負けるから雑に使ってしまえ」とかっていうお話なのでしょうか。知らんけど。

でもこの考えで行けば、J9sよりも弱いJ7sの方が、T9sよりも弱いT7sの方がベット頻度が高くなっている理由を見出すことにも使えます。

「当たっていない界ではトップのハイカード」はギリギリチェック。
この仮説があっているか、今後の勉強を進めながら検証していきたいと思います。
まずは、AK2レインボーボードでした。

AK7フラッシュボード

続いてはAK7フラッシュボードです。
おそらく、スーツによってベットするorしないが分かれることが予想されます。
それすなわち、めんどくせぇということですが気合入れて頑張っていきます。

まずはこのボード。大半がチェック。
ベットするとしても大きなベットはさほど頻度はなく、33%ベットが大半という結果でした。
「フラッシュボードは33%ベット」とでも覚えておきましょう。これがあっているかは、次回以降もまだまだ何回かやってみるので検証が可能です。

さて、どんなハンドでチェックとなるのでしょうか。

なるほど、あらゆるハンドでチェックレンジを持っておけと言われました。
AKoですら、20%超のチェックが頻度として存在しています。

最もチェック頻度が高くなりがちなハンドはK+弱キッカー。ずっとセカンドヒットのままリバーまで行くことが確定しているハンドではあるのでSDV十分、という理由でしょうか。99.6%でチェックです。
99、88などの♡なしペアも98.8%チェック。♡があっても76.6%チェックです。

逆に「絶対にCB打て!」といわれるハンドは77だけです。
たしかに次にもう1枚でもハートが出たら身動きが一切できなくなります。この瞬間が最後のチャンスということでしょうか。
じゃあ、AAもKKも同じ理由でCBしとけよ、と考えてしまうには、まだまだ自分はGTO Wizardを理解できていないんでしょう。30%頻度でチェックがこのトップ2セットには存在している状態でした。

ちなみに、既にフラッシュが完成しているハンドはどうなるのでしょうか。
AもKもボードになるのでQハイフラッシュ以下のハンドとなりますが、それらを見てみましょう。

♡のスーツハンド抜粋

なるほど、たとえこのままナッツで終わるであろうQハイフラッシュであっても、一部チェック頻度ありということです。

あとは、「1枚だけでも♡を持っているハンド」も見てみましょう。フラッシュドローが付いたハンドたちとなります。(スーツハンドはすでにフラッシュ完成済みの扱いになります)

ナッツフラッシュドローのQQは50%頻度でチェック。
ナッツフラッシュドローの、でも現状では単なるQハイなQJoとQToは80%頻度でベット。
なるほど、よくわからん。
直前に立てた仮説、「『当たっていない界ではトップのハイカード』はギリギリチェック。」は、さっそく音を立てて崩壊しました。
まぁ、フラッシュボードは特殊だということを期待して、この仮説を新しく下記の通り更新します。
 ・「当たってない界ではトップのハイカード」はレインボーボードならチェック。
 ・「当たってない界でトップのハイカード」にナッツフラッシュが付いているならベット。

これがあっていることを期待して、今後に進むこととしながらも今はこのボード&ハンドをまとめてみましょう。

・前提として、どのハンドを持っていてもチェック頻度がそこそこある。
 AKoですら、20%超のチェック頻度がある。
・77だけはチェック頻度が存在しない。
・AAもKKも、30%はチェック。言い換えると70%はベットしてるから、
 ♡があと1枚でも出る前に自分だったら利確してしまいたいからきっとベットするだろう。
・フラッシュ完成ハンドでもチェック頻度はある程度存在する。
 さすがにナッツフラッシュであり、相手の♡J、♡Tを抑えてないQ6はベット96%頻度。

上記といったところでしょうか。

総括

まずはAK+αのボードで、「AハイなのにCBをラストアグレッサーが行わないボード」と、「その時にどんなハンドはチェックするのか?」を学んできました。

次回はAQ+α、、、ではなく、ポジションがない場合でのAK+αを見ていきたいと思います。
次回もぜひ、お付き合いください。

 


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