ミドルスーテッドコネクターって、どう戦えばいいの?(ディフェンス篇②)
「こばやしとのチェキ撮影会」を回避しました。こばやしです。
何言っているか分からない方は、そのままで大丈夫です。
さて、自分がBB、LJのオープンに87s、76sでコールした場合の勉強最終回です。
すでに過去記事で、AK2、AKQ、965レインボーボードの対応は学びました。
今回は残りのKT3フラッシュボード、654ボードを勉強して終わりたいと思います。
♡K♡T♡3
まずはこのボード、BBにドンクベット頻度はありません。おとなしくチェック。
その後LJからは74.6%頻度でベットが飛んできます。
ただし飛んでくるベットは55%<20%<33%というポットサイズ順。
ここでは44.9%で選ばれる33%ベットをBBがどう対応するかを考えたいと思います。
まず結論として、自分がフラッシュならコール以上。
フラッシュでないならばフォールド一択。それがミドルスーコネです。
というよりもこのボード、♡がないならほぼ何もできません。
「ハートを1枚も持ってない場合どうするか?」を表すとこうなります。
ヒット、もしくはストレートドロー以外は全部フォールド。こんなにも綺麗な図ってあるんですね。
例外など一切ありません。というかチェックレイズのレンジは基本3です。
33のセット主張以外では、♡がないならコールかフォールドというのがこのボードだそうで。
そんな中、我々はフラッシュを完成させている想定で行きます。
コールで進んだ後は、ターンになんのカードが出るかというだけの話になるので、深堀のためにここでは33%レイズを返したいと思います。
BBからのチェックレイズ。これに対してLJは下記のようなアクションとなります。
まずはチェックレイズに対するリレイズは存在しません。
厳密には1.8%存在してますが、誤差です。基本はコールorフォールド。
ただし、仮に相手が♡Aフラッシュを完成させていようが、AKoのどちらかが♡だったとしようがコールです。ポジション取られたまま、「相手がもしかしたら♡Aフラッシュ完成させてるかも…?」とビクビクしながら進むことになりそうです。
ポジション取られた相手にフラッシュ目がある場合、どこまでも搾取されそうで怖いですが、
どうもこれがフラッシュボードでのミドルスーコネの立ち回りとなりそうです。
ここから先はハンドリーディングを信じて進むしかない。こりゃあ、上級者向けハンドです。
おとなしく自分はAAでリンプオープンしてキャッキャしてるのが関の山でした。
654レインボー
まずいきなりですがBBドンク頻度52.6%です。
ドンクしたとき、しない時を学びましょう。
ドンクした場合
まず、87s、76s、どっちもドンク頻度の方が高くなっています。
これに対するLJのアクションは?
わけわからねぇ。
A9s、現状Aハイ&ランナーランナーストレートはリレイズ33%です。
J9s、現状Jハイ&ランナーランナーストレートはリレイズ47%です。
ナッツが87だから、8をブロックしているA8、J8がリレイズするならわかります。
9。君は一体、何がしたいんだ。
さらにはQTsの内訳は皆さん想像できないでしょう。
「バックドアフラッシュがあるなら、コール以上」が答えです。
はぁ?
想像してみてください。RFID配信卓で、こばやしがこのボードでQTsでドンクを受けてコール。
「ちょwww何に勝ってると思ってのコールなんですかねwww」と
解説が噴き出す未来しか想像できません。
というか、いくらタフコーラーの自分でも、「まぁ確かにBB有利だし、33みたいなポケットにも負けてるし、まぁいいか」とフォールド一択です。
自分よりもGTOがタフコーラーなシチュエーションを見ることがあるとは衝撃です。
確かにレイズをこのハンドで返すのであれば、ポジションもあり2オーバーというので悪くないかもしれませんが、これをコール止めするのは自分にはできません。
ミドルスーコネの勉強でなく、QTsの勉強をしなくてはと思うようになってきましたが、
一応もっと脱線すると、過去もこのQTsを記事で取り上げたことがあります。
↓過去記事
目次1-1-2.になりますが、876レインボーボードで一番BBがドンクベットをするハンドがこのQTsでした。
「876レインボーでBBなら一番ドンクに回すハンド」が、「765レインボーでBBにドンクされた時に一番アグレッションだして攻めていくハンド」と同じという状態です。
なんか神秘的なものと、なんか必然的な何かを感じてますが、自分には言語化も数学的な証明もできません。一人テンション上がっている状態で恥ずかしい限りです。
とまぁ、脱線につぐ脱線でしたが、ドンクベットを87s、76sで行っていった場合の確認でした。
チェックした場合
おとなしくチェックし、そのまま相手もチェックでは話がこれで終わってしまうので、
CBがとんできた場合を確認します。
そもそも、このボードでLJは何をベットハンドに入れているのでしょうか。
本命、上ポケだそうです。
あとはトップヒット、でもどうせターンに6より大きい数字がでて急に弱くなるA6、K6が利確のためのベットといったところでしょうか。
もちろん、87sのストレート完成も該当しています。
87をブロックしている9xもブラフレンジという状態です。
そしてこれらは、ポット83%ベットのサイズでCBを行ってきます。
「そんなには打たないが、打つならややポラーなサイズ」ということです。
83%ベットに対してBBの全体的な対応は?
思いのほか、幅広くコール。そりゃそうだ、すべての3持ち、7持ちにフォールドはありません。
2xだって、82s~32sまではフォールドありません。ガットが下りないんだから、ダブルベリーが下りるはずありません。
幅広くコール。でも87sや67sは、ドンクしている頻度の方が高いという前提ですが、レイズを返していくという結果でした。
まとめ
「ディフェンス篇①」と題した記事を自分で見直してて、「あれ、②がないじゃん?」と気が付いて急遽作成した本記事。まぁ内容は言わずもがなですが、こんな感じで終わりたいと思います。
結局やっていることが、「オリジナル篇」と全く一緒だったから、わざわざ分ける必要なかったんじゃない?と、書き終わってから気が付きました。今後も、特に記事構成を考える前に思い付きで記事を書いていく人間ですが、お付き合いの程よろしくお願いします。
おまけ
最後の654ボード。
BBチェック、オリジナルのCBに対してQTsがおとなしいとは思いませんでしたか?
あんなにも「神秘的」とか言ってて、急にQTsがどこ吹く風になったと感じた方は少なくないでしょう。
なぜこんなに「オリジナルCBに対してフォールド100%か」というと、
そもそも、BBがドンクする頻度最も高いハンドNo.1でした。
なんやねん、お前は。次から毎回、BBでこのハンド持ってたら、意味わからずドンクしたろかな。