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箱について考えていることなどなど。

県展作品と箱との関係

今秋に高知県展のグラフィックデザイン部門に箱の作品を出品するべく、現在楽しみながら作品を作っています。

昨年、一昨年の高知県展や南国市展覧でも箱をテーマにした作品を出品しました。

なぜ、私はこれほどまでに「箱」にこだわり続けるのか、ずっとずっと考えてきました...。

それは、ただ単に「箱が好き!」とか「箱を設計して組み立てるのが好き!」ということだけかもしれませんが、それだけではないように思います。←まだまだ継続思案中です...

ハンモックケースのパッケージ

今ちょうど、ハンモックケースを世に出すためにいろいろと検証している最中です。

ハンモックケースをより魅力的な商品にするために、パッケージは非常に非常に非常に...重要なブランディングツールであると感じています。

最初のうちは、少し採算を度外視してでも、よりデザイン性、品質性の高いパッケージを作りたいと考えています。

パッケージデザインは、自分自身でおこなえるので、周りに気兼ねすることなく、やりたい放題(笑)好きにデザインできます。とっても幸せな境遇です。

よくよく考えてみると、前職のデザイナー、アートディレクターであった時は、デザインやアイデアを自由に(勝手に)作ることはできませんでした...。 当然です。それは発注側のお客さまがいるからです。

私がハンモックケースを個人的に作ってみたいと強く思ったのは、このようにケース本体はもちろんのこと、広告のビジュアルやパッケージのデザインも自分で好きなように、自由に、作ることができるから。というのも大きな要因だな... と最近になってようやく気がつきました。←本当にその通りだと思います。つまり、「クライアント=自分」...こんな夢のようなことがあっていいものかどうか...。

県展作品のアイデア

不思議な縁で、そのハンモックケースのパッケージのアイデアを考えている最中、今回の高知県展の作品のアイデアが頭の上に降りてきました。

ハンモックケースのパッケージの資料集めの際に、たまたまお店で手にとった無印良品のパッケージから強いインスピレーションを受けました。

私の今のブームは、ダンボールのパッケージです。茶色のクラフト紙のダンボールに工業的でシンプルな印刷がほどこされた佇まいが非常に魅力的に映ります。

CEマークとか、JANコードとか、QRコードとか... 大好物です。この流通のプロっぽい感じが素直にかっこいい(!)と思います。

今回の高知県展の作品は、そのあたりの雰囲気を纏いつつ、グラフィックデザイン部門のアート作品というよりも、アイデアのプレゼン企画書といった趣きになりそうです。

果たして審査員の先生方にこの面白さを伝えることができるのかどうか...? その方策について悩みながら考え続けています。←この悩みすら楽しいのですが...。

振り返ってみて

ふと、高知の実家に置いてある35年前の学生時代に作った作品を見ても、やっぱり箱の作品でした。結局、なにも変わっていないみたいですね...。

高知県展の搬入日まであと1ヶ月。昨年、一昨年同様にワクワクしながら作業を進めることができています。それはそれは本当にありがたいことだと思っています。


長々ととりとめのない文章ですが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

追記です。
今回、高知県展に出品する作品の主なデザインをiPhone内にあるPagesで作っていますが、Pagesの中にあるピクトグラムを使用したいと考えました。もしかしたら著作権的に問題があるのではないかと思い、チャットGPTに聞いてみました。
返答は販売目的でなければ、ほぼ問題ないとのこと...安心しました。チャットGPTは本当に便利ですね。

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