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DIYで絶対にやってはいけない工事4選!資格が必要な理由とは?

中古住宅を買うならできるだけ費用を抑えたい。
中古住宅を選択するメリットの一つ。

内装が古いままで売り出されたものであれば、その分値段も安い。
(5−10年くらい前に一部リフォームとかされているもの等は売却金額にそのコストが入っているので割高)
でも中古住宅の多くは築年数に応じて設備や内装が傷んでいてそのまま住むには問題ありって時にセルフリノベは選択肢の一つ。
業者さんに頼むと割高に感じるし、自分でできるならやってみることで愛着が湧くからと挑戦する人もいますが、ご用心!

工事の内容によっては資格や免許のない人がやってはいけない工事があります。
理由は明確。
工事の失敗によって自己責任では済まされない事故が起きる可能性があるからです。

今回はそんなDIYでやってはいけない工事内容について解説します。

1)電気工事
2)給排水工事
3)ガス工事
4)耐震補強や床壁天井などの構造変更

1)電気工事
まず簡単にできそうでやってしまうのが電気工事。
天井のシーリングライトの器具をレールライトに変更したり、コンセント位置変更や増設したり。
配線だけを繋ぎ合わせるなら中学の技術の授業で受けた知識でブレーカー落としてやればできそうと思いますが、感電や配線不備による火災などの原因になる可能性が高い工事です。
電気工事は電気工事士法に基づき資格が必要です。

ダメな工事:電気配線工事、電気コンセントの増設、防水処理が必要な箇所での電気工事、分電盤の改造

2)給排水工事
電気工事より少しハードルが上がるのでDIYで考える人少し減るかと思いますが、根本の水栓止めればなんとかなるかと思う熱いDIYヤーの多い一つですが以下の内容です。

法律:建築基準法37、39条、40条 水道法24条他
主要な旧排水管の交換や接続部分の大規模な改修は無資格者が行うと違法になります。
マンションにせよ戸建住宅にせよ水のトラブルは近隣への被害が大きくなります。

ダメな工事:給排水管の取替、トイレの排水管工事など

3)ガス工事
ここはよっぽど多くの人がやってみようとは思わないので説明割愛しますが、いわゆる電気水道ガスという光熱費に関わるものは専門職種の領域ということです。
ガス爆発以外に一酸化炭素中毒のリスクもあるので必ず専門家にお願いしましょう。

4)耐震補強や床壁天井などの構造変更
中古住宅をリノベする際に一番印象が変わるのは空間を広げる工事。
居間と隣接する和室をつなげて大きなLDKを作ったり、2階の一間を潰して吹き抜け空間を作って空間の広がりを出すなど古い構造を活かした間取り変更はリノベーションの醍醐味の一つ。
ただしこちらも無資格で行うことで地震や台風の被害をもろに受ける可能性があるので資格が必要な工事となります。

法律:建築基準法12,20,22条 消防法9条他
資格:建築士

無資格者の方から見たら大して意味のなさそうに見える壁や柱、天井も地震や台風、荷重的観点から見ると必要な構造の場合があります。
自己責任と思ってやった工事が命を落とすことになる可能性があるので必ず専門家に依頼しましょう。

ダメな例:壁の取り外し、天井への穴 耐火壁の変更

以上、無資格者が行ってはいけないDIY内容です。

どうしてもやりたいって人は資格の取得をしましょう。
私のおすすめは電気技師です。
理由は工事単価が高いが工事時間は他専門職種より短いから(笑)
いわゆるタイパが高いってことです。



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