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米ドル強気見通し いくぶん後退(2021年8月調査)

外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。

今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が40.3%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は27.9%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△12.4%ポイントとなり、前月(△18.2%ポイント)に続き強気見通しを維持したもののプラス幅はやや縮小した。調査期間前後の米ドル/円相場は109.40円台から110.10円台の狭いレンジで方向感なくもみ合った。27日に予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演がドル/円上昇のきっかけになるとの見方はそれほど多くないようだ。

あなた個人の「景況感」はいかがですか?

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今回の特別質問として、「あなた個人の「景況感」はいかがですか?」と尋ねたところ、「良くなっている」が10.8%、「悪くなっている」が40.4%、「あまり変化なし」が48.8%であった。前回同じ質問をした2020年3月調査(第142回)では、「良くなっている(21.6%)」、「悪くなっている(26.9%)」、「あまり変化なし(51.5%)」であった。この5カ月間のほとんどは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い東京都に緊急事態宣言が発出されていた期間と重なる。こうした状況が、今回の調査で「悪くなっている」の割合が増加した背景と考えられる。

この他にも「ユーロ/円相場の見通し」や「豪ドル/円相場の見通し」、「新型コロナウイルス感染終息時期」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。