昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/31 木)
-------------10/30ドル円相場-------------------------
アジアから欧州市場にかけては108.80台で膠着。NY市場では米GDPが予想を上回った事で109.00目前まで上昇。その後、FOMCが追加利下げ打ち止めを示唆する「タカ派利下げ」を決めると109.284まで続伸した。ただ、パウエル議長に会見中に108.721まで失速し、終わってみれば「往って来い」。
OP108.871 HI109.284 LO108.721 CL108.852
-----------10/30主な出来事--------------------------
09:30 オーストラリア7-9月期消費者物価指数(前年比)+1.7%
前回+1.6%
予想+1.7%
15:30 フランス7-9月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)+0.3%
前回+0.3%
予想+0.2%
17:55 ドイツ10月失業者数(前月比)+0.6万人
前回-1.00万人(-0.9万人)
予想+0.20万人
ドイツ10月失業率 5.0%
前回5.0%
予想5.0%
21:15 アメリカ10月ADP雇用者数 +12.5万人
前回+13.5万人(9.3万人)
+12.0万人
21:30 アメリカ7-9月期GDP・速報値(前期比年率)+1.9%
前回+2.0%
予想+1.6%
21:30 アメリカ7-9月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比)+2.9%
前回+4.6%
予想+2.6%
22:00 ドイツ10月消費者物価指数・速報値(前月比)+0.1%
前回0.0%
予想0.0%
23:00 カナダ中銀、政策金利を1.75%に維持
「カナダの成長は今年後半に潜在成長率を下回るペースまで減速すると予想」
「金融政策の適切な道筋を検討するにあたり、世界的な景気減速が製造と投資を超えて広がる程度を監視する」
27:00 FOMC、政策金利を1.50-1.75%に引き下げ
(景気拡大に向けて適切に行動するの文言を削除)
「労働市場は依然として堅調で、経済活動は緩やかな上昇を示している」
「見通しについての不確実性が残る」
「経済見通しに関する今後の情報が示唆するものを引き続き注視」
27:30 パウエルFRB議長会見
「金融政策は良い状況にあると判断」
「現行の政策スタンスは適切であり続ける可能性が高い」
「将来、利上げが適切となる時期があるだろう」
「利上げの前には著しいインフレ率の上昇が必要」
--------10/30株式・債券・商品-----------------------
日経平均 22843.12▼131.01
豪ASX 6689.482▼55.936
上海総合 2939.321 ▼14.855
英FT 7330.78△24.52
独DAX 12910.23▼29.39
NYダウ 27186.69△115.27
日10年債利回り -0.1090%▼0.0070
豪10年債利回り 1.137%▼0.045
英10年債利回り 0.686%▼0.025
独10年債利回り -0.354%▼0.003
米02年債利回り 1.5976%▼0.0439
米10年債利回り 1.7715%▼0.0670
NY原油 55.06 ▼0.48
NY金 1496.70△6.00
------------10/31注目材料----------------------------
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
08:50 9月鉱工業生産速報
未定 日銀金融政策決定会合
未定 日銀展望リポート
15:30 黒田日銀総裁、定例記者会見
<海外>
06:45 9月NZ住宅建設許可件数
09:00 10月NBNZ企業信頼感
09:01 10月英Gfk消費者信頼感指数
09:30 9月豪住宅建設許可件数
10:00 10月中国製造業PMI
16:00 9月トルコ貿易収支
16:00 9月独小売売上高指数
16:45 10月仏消費者物価指数・速報値
17:00 デギンドスECB副総裁講演
17:30 7-9月期香港GDP
18:30 9月南アフリカ卸売物価指数
19:00 9月ユーロ圏失業率
19:00 7-9月期ユーロ圏GDP速報値
19:00 10月ユーロ圏HICP速報値
21:00 9月南アフリカ貿易収支
21:30 8月カナダGDP
21:30 9月カナダ鉱工業製品価格
21:30 9月カナダ原料価格指数
21:30 7-9月期米雇用コスト指数
21:30 9月米個人消費支出(PCE)
21:30 9月米個人所得
21:30 9月米PCEデフレーター
21:30 米新規失業保険申請件数
22:45 10月米シカゴ購買部協会景気指数
------------10/31きょうのひとこと--------------------
昨日のFOMCは、瞬間的にドル買いが強まる場面はあったものの、ドル円の「往って来い」が示すように、終わってみれば概ね市場の想定通りの結果だったと言えるでしょう。そして今日は日銀の出番です。市場の想定は「フォワードガイダンスの修正(緩和期間延長)はあっても追加緩和は温存。それでも、なにかあれば『躊躇なく』カードを切る構えを示す」といったところです。こちらもこの想定を大きく外れる公算は小さいのかもしれません。
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