4日のドル円相場ときょうのひとこと(11/7 月)
テーマは「12月利上げ減速」か「ターミナルレート引き上げ」か 米雇用統計は決め手にならず10日のCPIに判断持ち越しへ
-------------11/4ドル円相場------------------------
ゼロコロナ緩和期待で人民元高・ドル安。米雇用統計はマチマチでドルの支えにならず146.549まで下落。
OP148.203 HI148.406 LO146.549 CL146.661
----------11/4主な出来事---------------------------
09:30 RBA金融政策報告
「インフレは年内に8%でピークへ」
「インフレ率を目標に戻し、豪経済のより持続可能な需給バランスの実現に力を注ぐ」
「これを達成するには、金利はさらに引き上げる必要が出てくると考える」
「インフレ率を目標に戻す政策委の決意は固く、達成に必要な対応を行う」
16:00 ドイツ9月製造業新規受注(前月比) -4.0%
前回-2.4%(-2.0%)
予想-0.5%
7:55 ドイツ10月サービス業PMI・改定値 46.5
前回44.9
予想44.9
18:00 ユーロ10月サービス業PMI・改定値 48.6
前回48.2
予想48.2
18:30 イギリス10月建設業PMI 53.2
前回52.3
予想50.5
18:50 ラガルドECB総裁
「インフレを2%目標に抑制させるために利上げを続けるだろう」
「景気鈍化はインフレの大幅抑制につながりにくい」
19:00 ユーロ圏9月生産者物価指数(前年比) 41.9%
前回43.3%(43.4%)
予想42.0%
21:30 カナダ10月新規雇用者数 10.83万人
前回2.11万人
予想0.50万人
21:30 カナダ10月失業率 5.2%
前回5.2%
予想5.3%
21:30 アメリカ10月非農業部門雇用者数(前月比) 26.1万人
前回26.3万人(31.5万人)
予想20.0万人
21:30 アメリカ10月失業率 3.7%
前回3.5%
予想3.6%
21:30 アメリカ10月平均時給(前月比) +0.4%
前回+0.3%
予想+0.3%
21:30 アメリカ10月平均時給(前年比) +4.7%
前回+5.0%
予想+4.7%
23:05 コリンズ米ボストン連銀総裁
「FRBは利上げの規模から最終的な金利水準に焦点を移すべき」
「最終的な金利水準についてコメントするのは時期尚早」
23:16 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「金利の最終地点はより高くなる可能性がある」
「インフレが持続すればFRBは行動を続けなければならない」
27:40 エバンス米シカゴ連銀総裁
「利上げ幅を縮小しても金融引き締めの余力は十分」
「FRBがより小規模な利上げに移行することは理にかなっている」
「50ベーシスポイントの利上げはまだ非常に大きな利上げ」
--------11/4株式・債券・商品------------------------
日経平均 27199.74▼463.65
豪ASX 6892.458△34.578
上海総合 3070.796△72.990
英FT 7334.84△146.21
独DAX 13459.85△329.66
NYダウ 32403.22△401.97
日10年債利回り 0.257%△0.003
豪10年債利回り 3.850%▼0.070
英10年債利回り 3.537%△0.016
独10年債利回り 2.295%△0.050
米02年債利回り 4.6584%▼0.0554
米10年債利回り 4.1584%△0.0115
NY原油 92.61△4.44
NY金 1676.60△45.70
------------11/7注目材料----------------------------
<国内>
特になし
<海外>
----- 10月中国貿易収支
15:45 10月スイス失業率
16:00 9月独鉱工業生産
17:40 ラガルドECB総裁講演
18:30 パネッタECB専務理事講演
29:00 9月米消費者信用残高
29:40 コリンズ米ボストン連銀総裁/メスター米クリーブランド連銀総裁講演
------------11/7きょうのひとこと---------------------
4日のドル安は、中国がゼロコロナ政策を見直すとの期待で人民元が上昇したことが主因でしょう。米10月雇用統計については、NFPが予想以上に増えた一方で失業率が予想を上回って悪化しており強弱マチマチでした。結果的に雇用統計では元高由来のドル安を止めることはできませんでした。米債市場では2年債利回りが低下した一方で10年債利回りは小幅ながらも上昇。市場は米利上げについて、12月の「利上げ減速」を重く見るか、利上げの最終到達点である「ターミナルレートの上ブレ」を重く見るか、まだ判断できないでいるようです。その判断は10日の米10月消費者物価指数(CPI)の結果に持ち越しになったと見られます。
本日もよろしくお願いします。