【2022年版】移動平均線の人気パラメーター発表!2位は5日線、栄えある1位は・・・(2022年1月調査)
外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。
今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください
「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が45.4%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は33.3%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△12.1%ポイントとなり、前月の△35.7%ポイントからプラス幅が縮小した。調査期間前後の米ドル/円相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)がタカ派姿勢を一段と強めるとの警戒感や、ウクライナ情勢の緊迫化を巡る懸念などから市場心理が悪化する中、一時113.40円台に下落する弱含みの展開となった。ウクライナ情勢はともかく、FOMCを巡っては早期利上げへの期待と、過剰な引き締めによる景気失速への懸念が交錯しているようだ。そうした中で、個人投資家の米ドル強気・円弱気見通しが後退したと考えられる。
また、今後1カ月の米ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が170.00円、最安値が91.00円となり、高値の平均値は115.70円、安値の平均値は112.78円であった。なお、高値の中央値は115.50円、安値の中央値は112.80円だった。個人投資家は米ドル強気・円弱気の見通しを維持しているが、1月4日に付けた5年ぶり高値116.35円前後の更新は難しいと見ているようだ。
今為替相場の日足チャートにおいて、移動平均線の期間として最も重視するのは次のうちどれでしょうか
今回の特別質問として「為替相場の日足チャートにおいて、移動平均線の期間として最も重視するのは次のうちどれでしょうか」と尋ねたところ、「20日(21日)」が41.8%と最も多かった。次いで「5日」が15.3%、「200日」が10.0%と続き、以下「10日(9.8%)」、「75日(8.8%)」、「100日(4.8%)」の順になった。「その他」は6.2%だった。20日移動平均線を重要視する個人投資家が突出して多い事が分かる。テクニカル分析には、ある指標について注目する人が多ければ多いほどチャートポイントとして機能しやすいという考え方がある。これを踏まえると、20日移動平均線を軽視する事はできないと言えるだろう。「20日(21日)」を選んだ理由としては「およそ1カ月の流れや傾向が掴みやすい」などと、期間が適当とする趣旨の回答が多かった。また、「ボリンジャーバンドのミドルラインで、市場参加者の多くが注目しているから」など、注目度の高さを理由とする回答も目立った。
この他にも「ユーロ/円相場の見通し」や「豪ドル/円相場の見通し」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。