昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/29 金)
-------------10/28ドル円相場----------------------------
小幅続落。ECB後のユーロ高による相対的なドル安の影響で113.255まで下落。ただ、株高と長期金利上昇で113台半ばへと持ち直す展開。
OP113.797 HI113.865 LO113.255 CL113.551
-----------10/28主な出来事---------------------------
11:45 日銀、金融政策の現状維持を決定
「国内景気は感染症の影響で引き続き厳しい状況にあるが、基調としては持ち直している」
15:30 黒田日銀総裁会見
「現時点で若干の円安だが、日本経済にとってマイナスになることはない。総合的にプラスなのは確実だ。輸出や企業収益にはプラスで、輸入コストの増加によるマイナスの影響をかなり上回っている」
16:55 ドイツ10月失業者数(前月比) -3.90万人
前回-3.00万人(-3.10万人)
予想-2.00万人
16:55 ドイツ10月失業率 5.4%
前回5.5%
予想5.4%
20:45 ECB、金融政策の現状維持を決定
「PEPPは過去数四半期をやや下回るペースで継続」
「政策金利はインフレ目標達成までは現行もしくはそれよりも低い水準」
21:00 ドイツ10月消費者物価指数・速報値(前月比) +0.5%
前回0.0%
予想+0.5%
21:00 ドイツ10月消費者物価指数・速報値(前年比)+4.5%
前回+4.1%
予想+4.4%
21:30 ラガルドECB総裁会見
「インフレ圧力は2022年中に後退するはず」
「インフレ高進の時期が予想より長く続く」
「PEPPのペースダウンはテーパリングではない」
「(22年利上げ観測について)答える立場にない」
21:30 アメリカ7-9月期GDP・速報値(前期比年率)+2.0%
前回+6.7%
予想+2.6%
21:30 アメリカ7-9月期個人消費・速報値(前期比年率)+1.6%
前回+12.0%
予想+0.8%
21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 28.1万件
前回29.0万件(29.1万件)
予想29.0万件
23:00 アメリカ9月住宅販売保留指数(前月比) -2.3%
前回+8.1%
予想0.0%
--------10/28株式・債券・商品-------------------------
日経平均 28820.094▼278.15
豪ASX 7430.377▼18.331
上海総合 3518.417▼43.888
英FT 7249.47▼3.80
独DAX 15696.331▼9.48
NYダウ 35730.48▼239.79
日10年債利回り 0.093%▼0.007
豪10年債利回り 1.844%△0.033
英10年債利回り 1.009%△0.023
独10年債利回り -0.136%△0.042
米02年債利回り 0.4891%▼0.0138
米10年債利回り 1.5800%△0.0387
NY原油 82.81△0.15
NY金 1802.60△3.80
------------10/29注目材料-----------------------------
<国内>
08:30 10月東京都区部消費者物価指数
08:30 9月完全失業率
08:30 9月有効求人倍率
08:50 9月鉱工業生産速報
19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
<海外>
09:30 9月豪小売売上高
09:30 7-9月期豪生産者物価指数
14:30 7-9月期仏GDP・速報値
15:00 9月南アフリカマネーサプライM3
15:45 10月仏消費者物価指数・速報値
16:00 10月スイスKOF景気先行指数
17:00 7-9月期独GDP・速報値
17:00 10月ノルウェー失業率
17:30 9月英消費者信用残高
17:30 9月英マネーサプライM4
18:00 10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・速報値
18:00 7-9月期ユーロ圏GDP・速報値
20:00 7-9月期メキシコGDP・速報値
21:00 9月南アフリカ貿易収支
21:30 8月カナダGDP
21:30 9月カナダ鉱工業製品価格
21:30 9月カナダ原料価格指数
21:30 9月米個人所得
21:30 9月米個人消費支出(PCE)
21:30 9月米PCEデフレーター
21:30 7-9月期米雇用コスト指数
22:45 10月米シカゴPMI
23:00 10月米ミシガン大消費者態度指数・確報値
25:00 9月ロシア失業率
------------10/29きょうのひとこと---------------------
きょうのドル円は月末最終日とあって、持ち高調整のフロー中心の値動きになりやすいと考えられます。113.20円のサポートを維持できるか、週足陽線を維持できるかなど、上昇基調だった10月相場の着地点に注目です。さて、日銀とECBの金融政策発表を終えましたが、来週は2日にRBA、3日にFOMC、4日にBOEとまだまだ中銀の政策発表が続きます。これらを終えたときに、金融政策正常化レースで「周回遅れ」の日本円がどう動くのか注目しましょう。
本日もよろしくお願いいたします。