昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/17 木)
-------------6/16ドル円相場-------------------------
FOMCが利上げ予想時期を前倒し。米長期金利と共にドルが急伸して110.717まで。
OP110.031 HI110.717 LO109.805 CL110.711
-----------6/16主な出来事---------------------------
08:50 日本5月貿易統計(通関ベース)-1871億円
前回+2553億円(2531億円)
予想-912億円
08:50 日本4月機械受注(前月比) +0.6%
前回+3.7%
予想+2.7%
15:00 イギリス5月消費者物価指数(前月比)+0.6%
前回+0.6%
予想+0.3%
15:00 イギリス5月消費者物価指数(前年比) +2.1%
前回+1.5%
予想+1.8%
16:00 中国5月小売売上高(前年比)+12.4%
前回+17.7%
予想+13.6%
16:00 中国5月鉱工業生産(前年比) +8.8%
前回+9.8%
予想+9.0%
21:30 アメリカ5月住宅着工件数(年率換算)157.2万件
前回156.9万件(151.7万件)
予想163.0万件
21:30 アメリカ5月建設許可件数(年率換算)168.1万件
前回176.0万件(173.3万件)
予想173.0万件
27:00 FOMC政策金利(0.00-0.25%)と資産買い入れ(月1200億ドル)の現状維持を決定
「経済活動と雇用の指標は強さを増している」
「インフレ率は上昇しており、主に一時的な要因を反映」
「公衆衛生危機が経済に与える影響は引き続き減少する可能性があるが、経済見通しに対するリスクは残る」
27:00 FOMC経済・金利見通し
GDP
21年 7.0%(前回6.5%)
22年 3.3%(前回3.3%)
失業率
21年 4.5%(前回4.5%)
22年 3.8%(前回3.9%)
コアPCEデフレーター
21年 3.0%(前回2.2%)
22年 2.1%(前回2.0%)
2022年末の政策金利
0.125%(現状維持) 11人-中央値
0.375%(0.25%利上げ1回) 5人
0.625%(0.25%利上げ2回) 2人
2023年末の政策金利
0.125%(現状維持) 5人
0.375%(0.25%利上げ1回) 2人
0.625%(0.25%利上げ2回) 3人-中央値
0.875%(0.25%利上げ3回) 3人
1.125%(0.25%利上げ4回) 3人
1.625%(0.25%利上げ5回) 2人
27:30 パウエルFRB議長(定例記者会見)
「今回の会合は(テーパリングを)議論することについて議論する会合」
「ドットチャートについては大きく割り引いて捉えるべき」
--------6/16株式・債券・商品-------------------------
日経平均 29291.01▼150.29
豪ASX 7386.174
上海総合 3518.329▼38.230
英FT 7184.95△12.47
独DAX 15710.57▼18.95
NYダウ 34033.67▼265.66
日10年債利回り 0.051% 0.000
豪10年債利回り 1.548%△0.050
英10年債利回り 0.739%▼0.019
独10年債利回り -0.250%▼0.018
米02年債利回り 0.2052%△0.0422
米10年債利回り 1.5754%△0.0832
NY原油 72.15△0.03
NY金 1861.40△5.00
------------6/17注目材料-----------------------------
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
07:30 マックレムBOC総裁議会証言
07:45 1-3月期NZGDP
09:10 ロウRBA総裁講演
10:30 5月豪失業率
10:30 5月豪新規雇用者数
16:00 ビルロワ仏中銀総裁講演
16:30 スイス中銀政策金利
17:00 ノルウェー中銀政策金利
18:00 5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値
18:00 4月ユーロ圏建設支出
20:00 4月南アフリカ小売売上高
20:00 トルコ中銀政策金利
21:30 4月対カナダ証券投資
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 レーンECB専務理事講演
23:00 5月米景気先行指数
23:00 エルダーソンECB専務理事講演
25:30 ビスコ伊中銀総裁講演
----- ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)
------------6/17きょうのひとこと---------------------
FOMCはタカ派サプライスとなりました。市場としては、利上げ予想時期が2023年に前倒しになるところまでは想定内でしたが、23年に2回の利上げ予想がコンセンサス(中央値)になるのは、かなり意外だったようです。3月時点で4人だった22年中の利上げ予想が7人に増えたのも印象的です。パウエルFRB議長は、利上げ予想(を示すドットプロット)については「大きく割り引いて捉えるべき」としていますが、市場の関心は「テーパリング」を飛び越えて「利上げ」に移ってしまった模様です。
本日もよろしくお願いいたします。