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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/19 木)

-------------8/18ドル円相場-------------------------

米長期金利の上昇でFOMC議事録前に110.065まで上昇。ただ、FOMC議事録がテーパリング開始時期に明確な手掛かりを示さなかった事で109.70台に押し戻された。

OP109.537 HI110.065  LO109.480 CL109.764

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-----------8/18主な出来事---------------------------

08:50 日本7月貿易収支(通関ベース、季調前)+4410億円
前回+3832億円(3840億円)
予想+1964億円

11:00 RBNZ、政策金利を0.25%に維持
「ロックダウンという不確実性が高まっていることを考慮して政策金利を変更しないことで合意」
「短期的なインフレは2022年半ばに目標範囲を超えると予想」
「政策金利見通しとして、2021年12月時点では0.6%」

12:00 オアRBNZ総裁会見
「『今のところは』政策金利を0.25%に維持する」
「ロックダウンは懸念されるが、昨年よりは懸念していない」
「金融刺激策を継続する必要性は低い」
「利上げが明らかな方向性」

15:00 イギリス7月消費者物価指数(前月比) 0.0%
前回+0.5%
予想+0.3%
15:00 イギリス7月消費者物価指数(前年比)+2.0%
前回+2.5%
予想+2.3%

18:00 ユーロ圏7月消費者物価指数(HICP)・改定値(前年比) +2.2%
前回+2.2%
予想+2.2%

21:30 カナダ7月消費者物価指数(前年比) +3.7%
前回+3.1%
予想+3.4%

21:30 アメリカ7月住宅着工件数(年率換算)153.4万件
前回164.3万件(165.0万件)
予想160.0万件

21:30 アメリカ7月建設許可件数(年率換算) 163.5万
前回159.8万件(159.4万件)
予想161.0万件

27:00 FOMC議事録
「FRBは今後の会合でテーパリング見通しを評価する」
「当局者は最近の物価上昇が一時的である可能性が高いと評価」
「大半は年内のテーパリング開始が適切と判断」
「一部は来年の開始が適切と判断」
「数人が当面テーパリングはないと予想」

--------8/18株式・債券・商品-------------------------

日経平均 27585.91△161.44
豪ASX  7502.147▼8.883
上海総合 3485.286△38.310
英FT   7169.32▼11.79
独DAX  15965.97△44.02
NYダウ  34960.69▼382.59

日10年債利回り 0.020%△0.005
豪10年債利回り 1.140%△0.002
英10年債利回り 0.565%△0.003
独10年債利回り -0.482%▼0.011
米02年債利回り 0.2155%△0.0022
米10年債利回り 1.2583%▼0.0034

NY原油 65.46▼1.13
NY金  1784.80▼3.40

------------8/19注目材料-----------------------------

<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
10:30 7月豪失業率
10:30 7月豪新規雇用者数
15:30 4-6月期スイス鉱工業生産指数
17:00 6月ユーロ圏経常収支
17:00 ノルウェー中銀政策金利
17:30 7月香港消費者物価指数
21:30 8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 7月米景気先行指数

------------8/19きょうのひとこと---------------------

デルタ変異株の感染拡大は、FRBのテーパリング政策に大きく影響しない。そんな見方が今でも主流だとは思いますが、コロナによるロックダウンを理由に利上げを見送った昨日のNZ中銀の決断を見ると、もしかしてFRBも?という思いが頭をよぎります。そんな中で注目されたFOMC議事録では、「大半」が年内のテーパリング開始を支持したものの、来年開始派や当面無理派も相応に存在している様子が明らかになりました。テーパリング開始に向けたFOMCのコンセンサスはまだ形成されていないという事でしょう。という事は、市場のコンセンサス形成もまだ先になりそうで、その間ドルは不安定な値動きになりやすいと考えられます。

本日もよろしくお願いいたします。