POETIC SCAPE Salon 004|『写真は実体ではなく、虚界の霊像である』ゲスト 谷口昌良(長應院住職・空蓮房主宰)
写真、美術に関わるプロを招いてのサロン企画。久しぶりに開催する第4回は先日、赤々舎より『空蓮房 -仏教と写真-』を出版された谷口昌良(あきよし)さんをお迎えします。
谷口さんは東京・蔵前の寺院、長慶院の住職をされています。2006年、谷口さんは寺院の一角に「空蓮房」という空間を作ります。この空間は瞑想の場として使われるだけでなく、リー・フリードランダーや畠山直哉、鈴木理作など、数多くの写真家の展示が開催されてきました。展示の「拝観」は1時間に1組限定、完全予約制。いつでも気軽に訪れるスペースとは言い難いにも関わらず、その研ぎ澄まされた空間とキュレーションで、コアな写真ファンには非常に有名です。
また、谷口さんは写真家としても活動されています。70年代末から約10年間はアメリカに滞在し、ニューヨークの School of Visual Artsにて写真を学んでいます。谷口さんの写真は「写真少年シリーズ」として3冊の写真集にまとめられています。
そして、谷口さんのもう一つの顔はコレクターです。若手から有名作家まで、日本の写真家の作品を幅広く所有されていましたが、数年前、収集した作品をサンフランシスコ近代美術館並びに東京国立近代美術館に寄贈されました。現在この「空蓮房コレクション」はサンフランシスコ近代美術館にて整理、研究が進められ2016年に「Japanese Photography from Postwar to Now」が開催されました。
POETIC SCAPE Salon 004では、このように様々な顔を持つ谷口さんにお越しいただき、最新刊『空蓮房 -仏教と写真-』や谷口さんの写真集に触れながら、谷口さんの考える写真とは何か、お酒とつまみを楽しみつつお伺いできればと思っています。
<イベント詳細>
日時|2019年11月30日(土)19:30-22:00
(谷口さんトークは19:30-21:00、以降Barタイム)
会場|POETIC SCAPE
参加費|3,500円(ドリンク/おつまみセット付き)
要予約、定員10名
特典|『空蓮房 -仏教と写真-』『写真少年シリーズ』ご購入の方は参加費500円off
お申込はメール(front-desk (at) poetic-scape.com)またはPOETIC SCAPEのfacebookページのメッセージにて、参加者の氏名、人数をお知らせ下さい。("at"を@に変えてください)
*メールでのお申し込み後3日以内に返事がない場合はお手数ですがお電話にてご確認ください。03-6479-6927