一人のでヲタの抱える、嬉しいと不安のごった煮の話

漠然と感じていたごちゃごちゃした気持ちが、いろいろな人のツイートを見ていてなんとなくはっきりしたので文字にしています。

みりんちゃんが子供を授かったと聞いて、応援している一人の女性が、人生の中で一つの大きな夢を手にしたということがすごく嬉しかった。
ヲタクがどれだけ頑張っても、絶対に力になれないことってあるじゃないですか。
そういうものを掴み取って、幸せな未来へと進んでいるんだなぁって。
推しにはずっと笑っていてほしいスタンスでアイドルを応援している自分はとてもほっこりした。

一方で、でんぱ組のパフォーマンスを楽しみにしている自分は、あれ、ワンマンどうなるんだろう?という気持ちも浮かんだ。
インスタの文面にあった「参加したいと思っている」「盛り上げたい」。
これがずっと引っかかってた。

少し話は変わりますが、僕が思うアイドルの条件って、自らの掲げた理想を守り続けることなのかなって考えています。
例えばアイドルの『恋愛禁止』っておかしくない?みたいな話がありますよね。
あれはそういう信条を掲げたのであれば守られるべき属性であり、逆にそういう属性を持つからこそ普通の女性ではなくアイドルたりうるのでは、と僕は考えています。
つまり『恋愛禁止』を掲げていないのであれば、彼氏がいても結婚しても子供を産んでもアイドルなのだと思います。

ところで、でんぱ組.incがでんぱ組.incたる理想のひとつは『ライブ至上主義』だったと感じています。
どのような事情があれ、ライブは最高のものにするっていうのがでんぱ組というアイドルだと思って僕は見てました。

だから、大事な久しぶりの、しかもメンバーの卒業も兼ねたワンマンが最初からベストではないと宣言するようなコメントが刺さったんだと思う。
パフォーマンスに言い訳をしてほしくないのかもしれない。
でも一方で、一人の女性であるみりんちゃんを応援する自分は、身体を大切にしてほしいと思っている。
相反する感情。

子供ができたことはおめでたい話だけど、どうしても時期が時期だから不安には感じてしまう。
正直みりんちゃんをライブで特殊扱いすると、えいちゃんの卒業ライブなのに主役を食ってしまう可能性もある。
だからと言って5人でパフォーマンスというのも不完全燃焼で終わってしまうように感じる。
おめでたい話にケチをつけたいわけじゃなく、着地点がどこに行くのかなという不安。

僕はわりとドライなところがあって、推しのグッズを何でも欲しいとか、推しが出ているメディアを全てチェックしようとかは思わないんです。
推しは大切に思うけど、貢ぎたいわけじゃなくて、自分が好きだ・素敵だと思うから買いたいし応援したい。
だから、中途半端な状態ならやらないほうがいいし、やるならいつも通りではなくとも何らかの「ベストな」ライブであってほしい。
でんぱ組なら「ベスト」を見せてくれると願っているけど、これまでないことだしどうなのかなと思います(そしてみりんちゃんに無理はしてほしくない)

なので、正直ワンマン見るまではこのおめでとう嬉しいと、この先(ワンマン)どうなるのかな不安の共存は続くんだろうなという気がします。
それが正直な気持ち。
あと、そもそもちゃんとライブ開催されるといいなぁ。
コロナ落ち着きますように。