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中国株(上海総合指数)の上昇

年初来から低迷が続いていた上海総合指数について、9月下旬以降に急騰。連日の上昇幅は20%超となり30日には強気相場入りとなった。

CSI300

契機となった時系列は以下の通り。

  • 9/24 中国人民銀行が預金準備率の引き下げを発表。追加利下げの可能性を示唆した他、住宅ローンの引き下げ等不動産市場支援策も示す。

  • 9/26 中国共産党が中央政治局会議において、不動産市場の安定化を図る支援策を発表。不動産市場に対し、「下落を食い止め、安定を取り戻す」と異例の強い表現で言及。上海市政府による消費クーポンの配布などの景気浮揚策を発表。

  • 9/27 中国人民銀行、市中銀行から強制的に預かるお金の比率の預金準備率を0.5%引き下げ、加重平均で約6.6%にすると発表した

  • 9/29 中国人民銀行は住宅ローン金利の柔軟な調整を国内銀行へ指示。(固定金利を選択する住宅保有者は最優遇金利での借りなおし交渉が可能。)

以下の記事では、ヘッジファンドはかなり強気な一方で、米国トレーダーは、中国当局による景気浮揚策が中国経済の根本の問題を解決できるかについて、疑心暗鬼な様子。

確かに今回政策として出された、住宅市場支援や今後の財政出動は一時的には交換されるかもしれないが、中国経済の回復力が弱い状況を抜本的に解決するとまでは考え難いのではないか。


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