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セブンのイヤホンからファミマのイヤホンに浮気した


ぶっちゃけた話、セブンイレブンのイヤホンがお気に入りってわけじゃない

僕はイヤホンの使用頻度が非常に高く、外を出歩いている時は大体音楽を聴いている。

そして、安くて性能もそこまで悪いものではないからという理由でセブンイレブンのイヤホンを常用してきた。
というか、音楽が好きとかいっておきながら高価なイヤホンに手を出したことがない。

時々、家電量販店で2000円近いものとか気分によって数千円ほどするものに手を出すことがあるが……正直に言えば音質がいいとは思うものの、どうせすぐに壊れてしまうのだからそれに数千円もかけるのもどうなのだろうか? と、思っていた。

イヤホンの性能を突き詰めると、底なし沼だというがそれはヘッドホンの世界であってイヤホンはメーカーによって癖がある程度の話ではないのか?
百均のイヤホンは音が潰れたりノイズが走っていて使えないものが多い(最近はわからない)とか、その程度の話だろう。

僕のイヤホンが壊れる頻度が半年程度なので、それに数千円程度ならともかく数万円以上は出せない。
もちろん、本格的に音楽活動を開始したら目的ごとにちゃんとしたヘッドホンを買い揃えようかと思っている(それでも6桁なんて出せないが)

で、今回は「普段セブンイレブンばかりだからたまにはファミマのイヤホンを買うか」とふらりと立ち寄ってイヤホンを買い替えた。
案の定、セブンイレブンのイヤホンを使い始めて9ヶ月ほど経過しようとしていたので音がのっぺりし始め(伝わるかどうかわからないが音に立体感がなくなってくる感じ)、そのうちイヤホンの片方から音が出なくなってしまった。

イヤホンの片方からしか音が出ない状態というのは非常に気持ちが悪い
実際の操作聞こえてくる音にラグがあるというだけで不快になるのだから、そんなのはたまったものじゃない。

用事があって自宅から離れていたので、せっかくの機会だしファミマのイヤホンでも試してみるか……と、ファミマのイヤホンコーナーに立ち寄る。
僕は未だにワイヤレスイヤホンに対して疑惑の目を向けている(1万円以上したのに半年も経たずに充電できなくなって壊れた上に音が遅延しまくった)ので、有線を選択。
以前使っていたセブンイレブンのイヤホンはどうやらONKYO製なのだとか、まあだから1200円という破格の値段の割に商品の質としては悪くなかったのだろう。

イヤーピースは必須だけどそんなにいらないです


早速使ってみようと思い、封を開けると出てきたのはシリコンイヤーピースの山。
白くてスタンダードな形のものが大中小の3セット、均等な間隔で彫り込みのある歯車みたいな形状のイヤーピースがこれまたサイズ別に3セット。
まあ、あって困るものではないが……もしかしてこの充実したイヤーピースのためにちょっとだけ高い(1500円くらい)のだろうか?


ちなみにこのイヤホン、形状的にLとRの判別がつきにくい。
あまり遊びのない小さく耳穴にフィットしやすい形状をしている分、左右の判別がしにくい……のはいいんだけど。
イヤホンのスピーカー部分の背部の印字の文字が本体同様に白いから(同モデルのカラバリに黒もあるが変換アダプタが白だから黒いイヤホンはちょっと……)見にくい。

まあ、大事なのは音質だろ。
と、プレイリスト内の楽曲を適当に再生してみる。

セブンイレブン製のイヤホンは高音をそんなに拾わない代わりに、低音を拾うけどなんかこっちは低音を拾ってくれる代わりに高音が割れがちだな?
などと考えていたら「そういやイコライザを弄っていたな」と思い出して、iphoneの設定を開いてイコライザをオフにする。

イコライザというのは音の響き方を弄れる超簡易ミキサーのこと
Win版のiTunesだと確かもっと細かく設定できるが、iOSのミュージックアプリだとジャンルごとに最適なものを出したり低音を強化したり低音を減らしたりできる
低音を減らすのはデメリットしかないように思えるけど余計な響きを削ってくれるので、そう悪いものではない
ただし、ベースの音がかき消されたりしているようにも感じるので万能ってわけではない

ソースは俺

そんなわけで、イコライザをオフにしてみる。
うーーーーーーん……なんか、悪くはない。悪くはないんだけど。
少し音の解像度が低いというか、楽器のパートごとの音が粒立って聞こえないというか。
イヤホンも電子音響機器だし、エイジング(使い込んでから性能を発揮するようになる、最初は音がこもっていたのが段々いい音を出したりとかあるんだよ。本当だよ)が必要なのかもなあ。


などと考えていたら不意にある項目が目につく。

「音量を自動調整」

音圧が低い曲を再生する際、音量を高くして再生することが結構ある。
そしてランダム再生で音量がデカい曲が再生されてびっくりしてしまう、なんてことがしばしばある。
しばしばあるって売っていたらしばしバアルって自動変換された。悪魔を勝手に呼び出すんじゃない。

10年ぶりくらいにAppleすげーーーー!!ってなった(大体のサブスクサービスに同じ機能があるらしいけど)


いや本当にびっくりしたイヤホンだけに

どうやらこの機能、音量を察知して相応しい音量にする機能なのかと思いきや
曲の雰囲気が一変するほどに曲が最適化されたのだ。
ただ、女性ボーカルの曲は割れそうになっているが時間が経つと割れなくなってきたように感じる。
スーパーファミコンのサントラやガガーブトリロジーのサントラなんかはかなり影響を受けているように感じる。

ただ、この「自動音量調整」という機能はユーザーからめちゃくちゃ不評だということを知った。
音量が強すぎると逆に弱くされてしまうというもので、マスタリングをした本来の音圧で再生できなくなってしまうというデメリットもあるらしい。

とはいえ、音量が純粋に上げ下げされているだけではないように感じる。
一つ一つの楽器のパートが聞こえやすくなっているように聞こえる。

が、それは後になって勘違いなのだと分かった。


音量を自動調整してもしなくてもシンプルに状況に合わせて音量が変化するだけ。
ローファイ風のエフェクトから入る曲とか露骨にAメロの音量まで下がってて笑った。
曲がリマスタリングされたように感じたのも、単純にこのイヤホンが性能を発揮するようになっただけという。

っていうかこのイヤホンすげえ……普通にこういう風に聞こえるなら自動調整しないでいいや。


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