掌の星読み『才能を読む』
随分昔、PTAの集まりでお母さん方を対象に『子どもの手をみてあげよう』という主題で手相ミニミニ講座をしたところ結構皆さん楽しそうに取り組んでくださった。子どもそっちのけで自分の手のことに夢中だったんだけど・・・🥳
ちょっと気軽に子どもの手をとって、スキンシップをかねて掌の宝探しを一緒にできれば楽しいかもとおもったのです。
その時のことを思い出したのでここでそのミニミニ講座を再現してみようと思います。
子どもでも、友人でも、恋人でも、おばあちゃんでもおじいちゃんでも、そして一人でも。
手を見つめてみましょう。
自分の中の才能に、運命に、可能性に意識を向けてみましょう。人は注目したものを集め拡大させ、そして顕現化させる能力を誰しもがもってるそうですよ。今回は基礎編として掌の中の宇宙の紹介と頭脳線で観る性質と才能の観方を紹介します。
掌の中の宇宙
まずは、掌にある宇宙を紹介しますよ。
パッ見るとランダムに配置されてるように見えますが、これ、実はヌコ神😽の位置(地丘or冥府丘と言います=地球)に立った時に見た各星の位置関係になっているんです。金星と月が一番近くて、次に火星が近くて・・・ってなってるんだね。
さて、これらの星々には特有のエネルギーがあります。
地丘(or冥府丘)➡『ご先祖様の力』👻
冥府丘とも言われるようにここは死の世界。つまりはあの世。無意識と意識をつなぐ場所。
月➡直感力と芸術的才能。そして『他人の力』
想像力と潜在意識のエリア。感受性と直感力、芸術的才能と創造力を観ます。そして月は太陽の光で輝くことから他人の力も示します。
金星➡生きる喜び。そして『家族の力』
人生に対する熱意やバイタリティを観ます。健康や性的欲求、愛情、生きる喜びが現れます。パートナーはもちろん、両親祖父母といった家族の力も示します。
火星(第一火星丘)➡攻撃性や闘争心。
火星は3つにエリアがざっと分かれていて、親指の付け根側は第一火星丘と呼ばれます。『闘争心』や『攻撃性』よく言えば『勇気』を観ます。
火星(第二火星丘)➡抵抗力や忍耐力。そして高潔さ。
小指側にあるのが第二火星丘。圧力に対する抵抗力や忍耐力を示します。また高潔さ、道徳観念の高さもこのエリアを観ます。
火星(火星平原)➡情熱や情緒の制御。
両端のエネルギーのバランスをとるエリアですが、ここに適度な張りがある人は穏やかな人が多いですよ。自分を律することができるってことです。
木星➡指導力、上昇志向。
指導力の有無や上昇志向(平たく言えば野心かな)の状態を示します。自身への希望と実現度もここに現れます。
土星➡責任感と人生の課題。
自身の人生を生き抜く上での社会に対する責任感の強さが出ます。そして人生の課題がガツンと眠っているエリア。
太陽➡自身の魅力発現力。
太陽の名の通り自身が光を放つ自身の魅力を発現する力を示します。芸術面で出ることが多い。また魅力の評価として現代社会では金銭で表されることから金運もここで観ることがあります。
水星➡コミュニケーション能力。
コミュニケーション能力ということで、饒舌さや交渉力も。また商売には必須能力でもあることから、商才もここで観ます。
ケガで運気はdown、ケアで運気はUP
それぞれのエリアには星からの各エネルギーが蓄積されていて、そこが張りがあって艶々してると『良いエネルギーが溜まってるね!運気いいね!』ってなるし、くすんでたり荒れてたり削げたようになってると『エネルギーが不足してるね!運気落ちてるよ~』ってなる。ケガなんかもエネルギーが欠けていることになるんですね。
だから手のツヤや張りも大事。オイルやクリームを塗ってケアして手のツヤがよくなると運気が良くなるっていう不思議。ぜひやってみてほしいです。
『頭脳線』で読む性質&才能
頭脳線は掌の真ん中を横切る線。実は西洋手相術ではこの線を『Head Line』と呼び、これが『頭部の線』となり転用されて『頭脳線』となったとも言われています。本来は『主要な線』『1番目の線』という意味でその人自身を表すとも言われています。東洋手相術でも『人紋』と呼びその人自身を表します。よって、その人の性格や才能も示す線でもあるのです。
①頭脳線の長短で観る性質
薬指と小指の間を基準として(点線部分)、そこまで到達しない場合は短い頭脳線、そこを超えるものが長い頭脳線となります。
短い頭脳線は目標へのアプローチも一直線の物質中心主義。実際的なことを重視し即断即決の傾向があります。専門的な仕事をする人に多くみられます。
長い頭脳線は探求心が強く多方面に関心を抱き熟考型。多様性を好む傾向があり順応性も高いです。専門的な仕事の中でも多様性を求める人は長めになります。
②頭脳線の開始位置で観る性質&開運の鍵
a.生命線から離れて開始
別名「川字紋」とも言われるこの相の人は家でじっとするより活発にあちこち動き回って変化を求める人。意思表示もはっきりして個性的。困難に直面しても粘り強い。聡明で情熱的で中年から晩年で発展する相といわれています。仕事やボランティアの社会活動が開運の鍵。
b.生命線と開始位置が同じか重なりが短い(1センチ未満)
順応性にすぐれ人と上手く合わせていける人。そのため相手から求められることも多く受け身になりやすい傾向も。何事も慎重で思慮深く大きく失敗することはばいけど大きな成功も少なめ。石橋を叩いて渡るタイプ。何か一芸を磨き自分に自信を持つことが開運の鍵。
c.生命線と開始位置の重なりが長い(1センチ以上)
bの人以上に慎重で自己主張は少なめ、幼少期は特に温和で内向的。与えられた仕事は責任をもってやり遂げるのでまとめ役や調整役としての能力が高い。繊細で失敗に対する精神的打撃から立ち直るのに非常に時間がかかるので、このタイプの人が表面で明朗にふるまっていても内面は深く傷ついていることが多い。自分一人の時間を持つこと、相談できる先を確保しておくことが開運の鍵。
③頭脳線のカーブ具合で観る性質と才能
直線的
まっすぐ直線的な人は実用主義で分析が得意、計画力のある人が多い傾向があります。
線の終点位置にもよりますが、数学・科学・技術・事業の才能を大いに秘めています。
緩やかにカーブしている
緩やかにカーブしている頭脳線は実際的な傾向とともに、より実験的、創造的な仕事、企画力の必要な仕事に向きます。また柔軟でコミュニケーション能力の高い人が多く、言語能力を必要とする文学方面、社会科学、心理学の方面の才能を大いに秘めています。
④頭脳線の終了位置で観る性質と才能
頭脳線はa~eのように水星・火星・月・地のそれぞれの星のエネルギーエリアに向かいます。右側に青色系で上下矢印で書いているように上のほうに向かうほど、『現実主義、物質主義、合理主義』の傾向が強まり、下のほうに向かうほど『想像的、精神主義、理想主義』の傾向が強まります。
この図でいくと火星と月の間のc方面の位置が中庸となります。
ここを境にそれぞれの傾向と星が持っているエネルギーが非常に強まります。
aに向かうと
物質主義が極まり、水星のコミュニケーション能力が自己中心に出て計算高く、目的達成のために手段を択ばない傾向があります。
金銭面の管理には非常に有能。
bに向かうと
合理主義で実際的で結果重視な傾向があります。火星持つ忍耐力、高潔さが発揮されルール重視になります。また自分のやり方に自信を持つ人が多いのも特徴的。冷静で仕事の有能な人が多いです。若干情に欠ける面があります。(注:他の線でも情愛は観るのでここだけでは決まりません)
cに向かうと
非常にバランス感覚の優れた人で何においても適正を見せます。実際に即して物事の判断ができ、それでいて理想を忘れず進むことができます。さらに緩やかなカーブを持ち、線がすっと筆で書いたように伸びている人であれば抜群のリーダー性を見せてどのような大仕事もやり遂げる能力があります。
dに向かうと
理想主義で過程重視な傾向があります。月の持つ直感力にも優れ、芸術性や創造性を見せます。物質的なものよりも精神的なものに魅かれます。
eにむかうと
理想主義が極まり実際的な活動が困難な傾向に。想像性が社会と隔離して妄想の域になることも。地丘(冥府)への探求が深くなりすぎるとオカルト的なものへの異常な執着が健全な精神性を損なうことも。2重頭脳線(2本の頭脳線を持つ人)の場合で片方が実際的な線(a,b,c方面に向かう)であれば、非凡な芸術家として大成することもあります。
⑤特例:頭脳線が2本(3本)、または枝割れする場合
頭脳線が複数ある場合や枝分かれする場合は、それぞれの線の特性を上記の分類に照らし合わせて観ます。こうした方は複数の性質や才能を持つことを示します。実際の鑑定の場では線の強弱や、質でどの線が優位になるか等の細かな判断をしていきますが、今回は家庭や友人間のミニミニ鑑定ですので、こうした性質もあるのか、才能もあるのか、とう捉え方で良いかと思います。日々、手相は変化しますし種があるということですので、自身に望ましい性質や才能と感じたものにフォーカスをあてていくと伸びていきます。
⑥感情線と頭脳線が一体になったマスカケ線の場合
こちらのについては以前、別の記事でまとめて書いたものをご参照ください。
と、どうでしたか?あなたの頭脳線はどんな才能を描いていましたでしょうか。どの星のパワーを持っていたでしょうか?
楽しんでいただけたなら幸いです。次回は、掌の星読み『可能性の地図』を予定しています。
そしてやっぱり講座の締めと言えば僕だよね
フォローやスキしてくれたら、とっても嬉しいニャン('ω')💖 by.れーにゃ
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