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こちょこちょの刑

普段は子どもの自主性を尊重し、子どもの言動に口を出さなくても、叱らなければならないとき、ダメなものをダメと教えなければならないときがある。

こういったとき、親のあなたはどうします?

マンガから得たヒント

以前、週間少年ジャンプで『BOY』というマンガがあった。主人公は不良に絡まれることも多かったが、ケンカをして問題解決をはかるだけではなかった。とくに不良グループの下っ端の人物に対しては、体力消耗を避ける狙いもあるのか「こちょこちょ」をして、無駄な争いを避けたりしていた。

また、こちょこちょをされた登場人物が、本当は主人公には話していけないようなことも口を割ってしまうなど、マンガとはいえこちょこちょの効力が私の印象に残った。

こういった経緯があり、子どもにダメな言動をしたとき、どうしても親の言うことを聞いて欲しいときなどに、私は自分の子どもに対して「こちょこちょ」をしました。

実は専門家も勧めていた方法だった

心理学者、臨床心理士でもある、杉山崇さん著作の本、「心理学者・脳科学者が子育てでしていること、していないこと」でも、『こちょこちょで禁止を教える』と、こちょこちょの効果を取り上げている。

著者の杉山さんが本の中で、次のように書いている。

「こちょこちょ」はスキンシップやコミュニケーションにもなる遊びである一方で、子どもには「手ごろな罰」としても機能するのです。


『心理学者・脳科学者が子育てでしていること、していないこと』より引用

こちょこちょをされることで、わが子も言うことを聞くようになった。また、2、3回こちょこちょをされると、次からは「こちょこちょをするぞ」という構えをするだけで、子どもが親が教えたダメな言動をやらなくなった。

他の人がどうかわかりませんが、私自身は怒りの感情を引きずってしまう。こちょこちょをすることで、私も怒りの感情を引きずらなくて済むし、子どもも嫌な感情にならないので、とても重宝している。

やりすぎないように注意

杉山さんが本の中でも書いていますが、やりすぎないようにすることが大切。こちょこちょ慣れしていない子は、一回あたり3秒程度、慣れている子は一回あたり5秒くらいが良いとのこと。また、子どもからやめてと言ったら、すぐにやめることが大切であるとも書かれている。

我が家ではそれ以上の時間こちょこちょをしていたので、たまに「こちょこちょ」をしてとねだってくることがある。変態である。


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