
業務効率化×プログラミング −Biz HACK− 基礎1,2
GASの基礎
GASでコードを記述する際はfunctionの後にある「{」と「}」の間に命令を書くということを押さえておけば大丈夫
日本語の句読点と同じように、GASでは文末に「;」をつけます。
functionと{}の間はfunction以下の一連の作業の名称
コードを作成した後は反映するために保存する。
変数
何の項目かを定義するために変数を用いる。例 let pencilPrice = 100; pencilPrice」が変数名
後で見たときに意味が分かりやすい名前をつける
日本語は使わず、英語で記述する
複数の単語を組み合わせる場合は2つ目以降の単語の先頭を大文字にする(例: pencilPrice)
冒頭に書かれている「let」は変数を使い始める際の宣言文で、その変数を初めて使うときにのみ必要。また、「=」記号を使って変数にデータを保存することを「代入」と呼ぶ。
一度宣言した変数は、新しい値を代入し直すことができます。

定数
プログラムの中には、途中で値が変わってほしくないデータが存在する。そのような場合「定数」を用いる。
定数はconstを用いる。
一度値を設定すると、後から変更することができない
変数と違い、値の再代入はエラーとなる
慣習として、定数名は全て大文字で書き、単語の区切りはアンダースコア(_)を使用する
変更されては困る重要な値(税率や設定値など)を定数として扱う

コメント
GASでプログラムを書く際、コードの中に「メモ書き」を残すことができ、これを「コメント」と呼ぶ。
コメントを記述してもプログラムの動作には一切影響しないため、メモとして残しておきたい情報を自由に記載できる。
コメントの書き方はプログラミング言語によって異なりますが、GASの場合は以下のように「//」と記述すると以降がコメントであると解釈される。

その行全体をコメントにすることもできますし、行の後半のみを
コメントとして扱うこともできます。コメントは、主に以下のような用途で使用されます。
プログラムの説明を書く
複雑な処理の補足を書く
TODO項目(後で行う作業)を記録する
エラー対応のために一時的にコードを無効化する
自分で書いたプログラムも時間が経てばわからなくなるのでコメントは残しておいた方がいい。
シートとセルの操作
シートの取得

このコードは「今見ているシートを操作したいです」とプログラムに伝えているようなもの。
アクティブシートの取得には、SpreadsheetApp.getActiveSheet()というメソッドを使用する。
取得したシートに、constにsheetという名前をつけることで、これ以降のプログラムでこのシートを簡単に指定できるようになる。
セルの取得
この「sheet」に含まれる「セル」を指定する場合は、以下のように記述。
// A1セルを指定
const cell = sheet.getRange("A1");
// B2セルを指定
const anotherCell = sheet.getRange("B2");
セルを取得したい場合はgetRange()というメソッドを使用する。
セルの値を読み取る方法
セルの値を読み取るには getValue() メソッドを使います。
これは「指定したセルに書かれている内容を取得してください」という命令。
// A1セルの値を読み取る
const value = sheet.getRange("A1").getValue();
このように、セルから読み取った値を変数に保存しておくことで、後で別の目的に使える。
sheet.getRange("A1").getValue()という記述には「.」という記号が2回出てくるが、この「.」は、日本語でいう「〜の」という意味と解釈していい。
つまりこのsheet.getRange("A1").getValue()は、「アクティブシート」の「A1セル」の「値」を取得するという意味になります。
GASプログラミングまとめ
GASでコードを記述する際はfunctionの後にある「{」と「}」の間に命令を書く。
日本語の句読点と同じように、GASでは文末に「;」をつける。
コードを作成した後は反映するために保存する。
letは変数。letのあとに変数名、次に=で値を入力
複数単語の変数名の場合は二つ目を大文字に
一度letで記載したものは次はlet不要
constは定数。値が変わらないもの
複数単語の定数名の場合は_でつなぐ。
//を用いるとプログラムに反映されない。コメントとして使用
今見ているシートでGASを反映させるには「SpreadsheetApp.getActiveSheet()」
セルを取得したい場合はgetRange()
セルの値を読み取るには getValue()
sheet.getRange("A1").getValue()という記述には「.」という記号が2回出てくるが、この「.」は、日本語でいう「〜の」という意味と解釈していい。つまりこのsheet.getRange("A1").getValue()は、「アクティブシート」の「A1セル」の「値」を取得するという意味