【お休み前の5分間英文法】⑤助動詞Can/be able to
Good evening! Stand.fmの眠りを誘う声、英語思い出しRadioのT-Goshiです。聞いていると眠くなる、そして昔習った英語を思い出しながら眠れる…そんな配信を目指しています。
本日は助動詞Can/be able to。同じ『~できる』に訳されますが、実際に与える印象は大きく異なります。まずは用法から復習です。
助動詞の基本
助動詞ってなんだっけ?読んで字のごとく、動詞を助けます。
助動詞を使わず動詞だけで使うと、『事実』を表します。そこに話し手の主観は入りません。
一方、助動詞と一緒に動詞を使うと、そこに話し手の『主観』を入れることができます。理論的、実力的に考えて~だろう、という事になります。極論申し上げると、実際にどうかまではよくわからん、という事になります。
助動詞の使い方
動詞とセットで使います。『主語の後ろ、動詞の前』になります。
☞I can play tennis.
また、助動詞と動詞がセットになると、動詞は辞書に載っている形に戻ります。主語がHe/She/Itの場合、動詞にはSがつきますが、助動詞とセットになるとSが取れます。
☞〇 She can play tennis. × She can plays tennis.
Can/ Be able to
どちらも『~できる』と訳されます。この2つ、聞き手に与える印象が大きく異なります。
Can:話し手の主観。理論的、実力的に考えて~できるだろう。でも、実際のところは正直分からない、出来る!でもやれるかどうかは…?
☞ She can play tennis. (スポーツ万能だし、球技もできるし、きっとテニスだって上手いだろう。実際にプレーしているのは見たことないけど…。)
be able to:事実。出来る&やれる。able(~できる)をto以下で説明していると考える。
☞ She is able to play tennis. (事実として。しかもプレーしているのを確認している。確信を持ってShe is able to play tennis.)
実際のところ
テニスの大阪なおみがまたやってくれましたね!全豪オープン2勝目です。英国 The Guardianより。
You can hear wind on the broadcast.
☞風音が聞こえるでしょう。
実際に聞こえるかどうかは、中継機器や中継を見ている人次第ですが、相当な風が吹いているので、おそらく聞こえるだろう、といった感じ。(確かにメルボルンは海風がすごい…。)
☆on the broadcast、放送や中継のon、他にもon air, on the webとか
Osaka can afford to take a few risks and really has to if she wants to finish this game.
☞大阪はリスクを取ることも許容できる。ゲームを終わらせたければ、取る必要がある。
中継している人のコメントです。会場やプレーの様子から、主観的にできることを述べています。
☆afford to:余裕がある、take risks:リスクを取る
I was able to do everything I could in the room and I appreciate everything that they did for me while I was there, so thank you.
☞(隔離期間に滞在していた)部屋の中で、できることを全てやることができた。
事実を述べています。実際にできて、やったことを表しています。
☆I appreciate:感謝する、Thank youよりフォーマル
まとめ
まとめです。Canは話し手の主観で~できる、Be able toは事実としてできること。この2点を思い出しながら音読してみましょう。
She can play tennis.
You can hear wind on the broadcast.
She can afford to take a few risks.
She is able to play tennis.
I was able to do everything I could.
+α
余裕のある方用に入れ替えドリルです。違いを思い出しながら音読してみましょう。
I can speak English.
I am able to speak English.
I can cook French.
I am able to cook French.
I can prepare presentations by the end of the day.
I am able to prepare presentations by the end of the day.
つらつらと書いてきましたが、実際の会話の場でCanとBe able toを使い間違えたからと言って、とんでもなく非難される…といったことはありませんのでご安心を。そこはコミュニケーションです。実際、Be able to よりはCanの方が使用頻度が高いです。こんな違いがあったんだ、と思い出していただけましたら幸いです。
次回も助動詞です。
Thank you so much for joining! Have a good night!
え?まだ眠くない?どうせ起きているなら他の項目も復習しましょう。
1回5分です…
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