自由を尊重した結果、生まれる不自由の話
エンタの神様のラストで「自由だ〜!」って毎回歌ってた芸人の名前が思い出せない。
どうも、後関貴大です。
前回の記事、思ってたよりも反響いただけて有難いやらなんやら。
母含む祖母や伯父など、家族からのメッセージを祖父の棺に入れたらしいんですけど、僕のnoteを読んだ母親が文章を打ち出して中に入れてくれたとのこと。
傷はすぐに癒えないし、忘れることもないだろうけど(そもそも忘れない為に書いた)、これからもぼちぼちとやっていきます。
では、ここからは通常運転。
突然ですが、人って自由であるべきだと思うんですよね。
あ、怪しい宗教の勧誘とかじゃないんで安心してください。
昨今はジェンダーフリーであったりだとか、サブカルチャーに対して世間が寛容になったりだとか、一昔前と比べると社会全体で色々容認されるようになってきました。
なんとなく「自由」の幅が広がってきたな、と思うわけです。
そんなわけで(?)僕としても出来る限り他人がする、したいと思うことを(明確な悪意を感じない限り)広い視野を持って許容するスタンスを取るように努めているのですが、そうしていると困ることが一つあります。
それは、他人の自由を許容し過ぎると自分が不自由になる、ということ。
自分と反対の意見を持っている人の意見も一旦聞き入れようとしちゃうので、気が付くとなんだか居心地が悪くなっちゃうことが時々あるのです。
例を挙げると「居酒屋の唐揚げ、レモンかけるかかけないか問題」みたいな。
僕は正直なところレモンをかけた方がサッパリしてお酒にも合って好きなんですけど、
「は?レモンかけるとかセンスないわ。唐揚げはそのままが一番だろがアホ!」
って人も一定数いると思います。
いや、気持ちはすげーわかる。なんなら僕も昔はそっち派だった。肉の旨み感じたいもんな、わかる。
きっと唐揚げにレモンかけないガチ勢からしたら、唐揚げにレモンをかける人達は異教徒みたいに見えるんだろうな。
酢豚にパイナップル論争でも同じことが言えそう。僕は別にあっても全然いいんですが、あれも異様に毛嫌いする人いますよね。
でも気持ちはわかる。わかるんですよ。甘味別にいらねえって思うもんね。
そうやって人の自由や主張を汲み取って尊重したいし、そうあるべきだと僕は思っている。
でもちょっと待ってほしい。
じゃあレモンかけたい側の自由はどうなるんだ??酢豚のパイナップル大好き党の気持ちは??
いや、例えがレモンとか酢豚だからイマイチ深刻な感じにならないけど、人の自由を押し退けてまで正当化される自由ってなんなんでしょう。
決して肯定するつもりはないけど、ジェンダーフリーに違和感を持つ人もいるだろうし、オタクを毛嫌いする人もいるはず。
いろんな考えの人がいて、中には絶対交わらない考えを持つ人達もいる。
そして、それらが互いの意見をぶつけ合った果てには争いが起きてしまう。宗教戦争とかが最たる例。
互いの折衷案、みたいなものが見つかればいいんだけど、そうもいかない事例があるのが世の中難しいところですよね。
何に対しても「どっちもいいよね!」ってなればいいのに。マイノリティーを肯定しなくてもいいから、せめて理解のある世界であってほしい。それはマジョリティーに対しても同じことを思う。「あー、そういう人もいるんだな」ぐらいの認識で、自分と意見が違うからといって排斥したりするのはあまりにも野蛮じゃないか。
だから、自分のことを絶対正義だと思って声高に主張してくる人は、どの勢力であっても苦手です。僕自身、この考え方の全てが正しいとは思ってないですし。
……って自分の意見を引っ込めると、それみたことかと独善的な主張をしてくる人がいたりするから困ったもんだ。堂々巡り。
まあ、要するに。唐揚げにレモンをかけるのもかけないのも人それぞれの、
自由だ〜!
そういえば冒頭の芸人の名前、犬井ヒロシでした。あれってサバンナの高橋さんだったんだね。小学生の時は気付かなかったよ。
いつも通りの雑なまとめ方でした。ではでは。
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