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初めてワイン会に参加してみた話#1〜恵比寿くん〜

とうとう、友人Bに誘われ初めてワイン会に参加することになりました。
前回までの記事はこちらになります。

初めてのワイン会は友人Bに予約してもらいました。場所は虎ノ門にあるタワーマンションの屋上にあるレストラン?だったと思います。時間は日曜の昼間でした。初めての参加ということで、かなり緊張していまして、上下スーツでいこうか・・・とも思っていたのですが、友人Bからはラフな格好で大丈夫と言われていましたので、TシャツにGパンのラフな服装で行くことにしました。

当日は虎ノ門の駅で友人Bと待ち合わせし、一緒に会場に向かいました。日曜昼間の虎ノ門は人が全然いなくてすこし寂しい感じがしました。会場のタワーマンションは駅から5分くらいのところで、1Fから数階層はオフィスのような作りになっており、上層階は居住エリアとレストランがあるというようなものでした。それまでの生活でタワマンなんて入ったことがなかったので、「これが東京か。」と田舎者丸出しの感情が芽生えていました。

会場はタワマンの最上階(すいません・・・正式な階数はわすれました)に近いところで、上層階へ繋がるエレベーターで向かいます。エレベータが開くレストランと併設されたワイン会会場が目の前にありまして、受付で予約名を伝えワイングラスをもらったら会場に通されました。

会場はタワーマンションの上層階ということもあり、会場の側面は全面ガラス張り、東京の街並みを一望できる作りとなっていて、「まじ、やべえっ・・・オラとんでもないとこ来ちまったべ・・・」とマジで思いました。近くには東京タワーが見えて、新宿のビル群が一望できます。ここで緊張はマックスです。(トイレ行きたい)

私たちは開始時間の10分くらい前に着いたのですが、すでに参加者の方が集まっていました。男女比は半々くらいで、女性のほうがすこし多いかな?という印象でした。あと男性は全員スーツ着用してました。(おいっ!)

ざっと・・・参加者見た感じ、年齢層高めかなと思いました。当時自分たちは30代前半だったのですが、30代後半〜40代、50代もいらっしゃったような気がします。特にこの会は年齢制限を設けていない会だったので幅広い年代の方が参加されていたのでしょうね。中には私たちと同年代〜もしくは若めだなという方も数名いたと記憶しています。あと、多くの方が独りで参加されているような印象でした。

その中で、すこし若めの男性で、上下スーツをピシッとタイトめに着こなす目がギラついた印象のイケメンの男性がいました。例えるなら・・・保険の営業マンで成績トップのような風貌。すべての営業マンを合体させた男。営業から生まれし男。これ以降彼のことを「恵比寿20万くん」と呼ぶことにします。この後・・・彼と一緒に行動を共にすることになるのです。そのことをまだ私は知りません。

会場にはBARカウンターのようなものがあって、受付でもらったワイングラスをもっていけばワインを注いでくれます。ワインは5種類くらいあって、受付で「本日のワインリスト」の紙をもらえるので、そこから好みのワインを注いでもらうことができます。もちろん私はワインのことはまったくわからないので、「一番のおすすめをくださいっ(罪悪感のない笑顔)」という運営泣かせの言葉を浴びせ、おすすめのワインを注いでもらいました。

さて・・・会の開始時間になると、運営の方の声掛けが始まり、ようやくスタートになります。まずははじめアイスブレイクというところで、近くにいる参加者5-6名で集まり、自己紹介をしていくという流れになります。

(補足)ワイン会の大まかな流れについてはこちらの記事に書いていますので、ご一読いただけると!

私たちも近くの参加者同士でグループを作ることになりまして、男性は私と友人B、恵比寿くん。プラスで女性3名の計6名のグループができました。なんか、こういう最初の自己紹介ってすごく緊張しますよね・・・私と友人Bがおどおどしている感じにしていると、恵比寿くんがグループ内の口火を切ってくれたのでした。

「では、早速私から自己紹介をばっ!恵比寿(仮名)と申します。恵比寿で20万円の賃貸に住んでおりますぅ!よろしくおねがいしまっす!」

言葉を発したあと、屈託のない笑顔を見せた恵比寿くんが恐ろしく見えました。「ああ、これが東京の競争社会なのか・・・」、会場から見える東京のビル群を配下に見ながらそのようなことを思ったのでした。波乱の予感を告げ、初めてのワイン会の舞台の幕が上がりました。

続きます。
前回までの記事はこちらです。




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