思い描いていた”先輩”になってみた感想

大学院入試を直前に控えて、こんなくだらない記事を書くのも、馬鹿な話だと思うが、書いたほうがいいかなと思うので書く。

所属する部活での話だ。
そもそもが競争社会である体育会系部活で、自分のやりたいことをできる人間のほうがが少ないというのに、うちの部活は、やりたいことができないのは当然、やりたくもないことをやらざるを得ないという、文字におこすと地獄みたいな部活だ。
その部活で自分は、やりたいことを犠牲にしてまで、やりたくないことをやるという決心をした。文章にすると改めて、愚かというのもはばかられるような恐ろしい決心をしでかしたものだ。

やりたくないことを嬉々としてやる存在になりたいという、いかな聖人ですら救い難いであろう衝動を獲得してしまった故か、とうとう発作が出てしまった。自分を愛するという当たり前のことを最近、久しぶりに思い出した身では、嘆くべきか喜ぶべきか。

できた後輩に恵まれたと思う。とても強く。そんな先輩になりたかった。だが、理想が現実になる度に、自分の無力さと考えの至らなさにあきれるばかりだ。ものの見方が変わる度に、自分の理想は夢でしかなかったと知る。

そして明日、何事もなかったように目覚め、何事もない一日を過ごすんだろう。

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