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狩猟を始める

冬から狩猟を始める。

きっかけは些細なことだが、
狩猟という世界と、これまで感じていたことが線として繋がり、
「いっちょやってみるか」
と、思い立った。

今年に入って本格的に手続きを進め、警察署へ出向いたり試験を受けたりと、ほんの少し忙しくしている。

鉄砲を持って狩猟をするためには、猟銃所持許可と狩猟免許が必要になる。
無事に猟銃所持許可が下り、狩猟免許の取得も間近だ。
(協力いただいた友人の皆さん、本当にありがとうございます)

いよいよ "狩猟をする" という行為が現実味を帯びてきた。

狩猟を始めるきっかけ

山と田んぼに囲まれた環境で生まれ育ったこともあり、
以前からアウトドア(自然)が好きだった。
BBQに始まり、キャンプや登山、時には野営なんかもしていた。

アウトドアを通して、本や動画を漁る中で、
服部文祥(はっとり ぶんしょう)という登山家に出会ったのがきっかけだ。

服部さんは、世界第2位の高さであるK2を登頂後、
しばらくして "サバイバル登山" と自ら名付けた登山を実践している。
装備や食料を極力持ち込まず、食料を現地調達する登山スタイルだ。

そのスタイルは、服部さんの暮らしぶりにも色濃く反映されている。
川の水を引いて生活用水にしたり、狩猟で肉を調達し、薪を拾ってかまどで調理をする。
現代において、これほどプリミティブな生活ができるのかと心が踊った。

これから

思い返せば、実家でも少し近い生活を送っていたように思う。
風呂は薪や天日で沸かし、水は井戸を掘って使っている。(この水がまた、やたら美味い)

街に出て生活をしていると、ほんの少しずつ違和感を感じるようになっていた。
水は買うもので、風呂は化石燃料を使って沸かす。
元々あった当たり前が失われていくような、そんな感覚があった。(結局は現代社会に馴染めていないのだ)

これからはできるかぎり、自分の中にあった当たり前を取り戻していきたい。
今の "無自給自足" から、"半自給自足" くらいにはできるようにしたい。

その足がかりとして、まずは狩猟を始める。
自分で獲った肉を、自分で捌いて食べる。

その行為が、自然と生活の一部になればよいと思う。


※この内容は、都会暮らし等を否定するものでなく、あくまで個人的な思想です。どうぞあしからず。

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