2021年好きだったエンタメ10選
今年観たり聞いたりしたエンタメコンテンツから、自分が好きだった10作品を選んで、簡単にですが感想を書き留めました。
映画
「サマーフィルムにのって」
今年の映画ベスト。詳しい感想は、別noteでも書いたほど。後述の「お耳に合いましたら」と合わせて、伊藤万理華ブームが巻き起こりました。どちらも、ちょっとオタク気質で、でも好きなものに真っ直ぐな役がハマりすぎてた。ラストも圧巻。キュンキュン青春映画じゃなくて、ほんとに真っ直ぐな、駆け抜ける颯爽感のある映画。
「草の響き」
色々なものが重なりながら、生と死の教会にリアルに寄り添っていく感覚。東出昌大が好きになった映画。いろんなこともあったけど、そんな今の東出くんにしか出せない演技が詰まってた。
「あのこは貴族」
社会の中で、違った階層に生きている二人が重なり合う。その人間模様が妙にリアルで、なんだかわかりたくないけど、わかってしまう。嫌なところを突かれている感覚だった。あと、門脇麦さんの絶妙なお嬢様感が好きだった。
ドラマ
「おかえりモネ」
人生で初めて最後まで見続けた朝ドラ。何より朝ドラの凄さを知った。週1回60分の連ドラと違って、平日毎日15分ずつあるから、記憶とか身体に溜まっていく感覚がすごい。だからこそ、主人公への感情移入がすごかった。おかげで、次作のカムカムまで見てしまってる。
NHKの吉永制作統括コメント「脚本の安達さんは、震災とコロナという2つの状況と向き合いながら、次の時代、未来への希望の物語を、本当に誠実に紡いでくださいました」がもう全てで、安達奈緒子さんが本当に丁寧に丁寧に、いろんな人の心情を描いてくれてた。モネは書ききれない、ほんとに。その前から、東方に行くことがあったりして、より思い入れも深い。
「お耳に合いましたら」
個人的連ドラトップかな。主人公・高村美園(伊藤万理華)が、どこにでもある実在のチェーン店グルメ(通称、チェン飯)を食べながら毎回podcastにその"チェン飯愛"を語っていく物語。
このドラマの企画をしたのが、畑中翔太って人で、あの話題にもなった「絶メシ」の企画もした人。このチェン飯も、本当に実在するドミノ・ピザとか、松屋とか、富士そばとかが登場してて、なんの気取りもなくてチェーン店が出てくるのになぜか美味しそうに見えて、次の日には自分も食べに行ってたみたいなことが起きてた。どういうスポンサーとか裏構造はわからないけど、このコロナで飲食店厳しい中で少なからずお客さん増えただろうし、企画のすごさが光りすぎてた。
あと、伊藤万理華の同期役、井桁弘恵、鈴木仁の三人がいい雰囲気出してて、将来会社入ったらあんな同期と巡り会いたい~って見てた。
毎話放送直後からアマプラで配信されてたのも好感度高い(今も観れるよ)。
「今ここにある危機感とぼくの好感度について」
鮮やかすぎる風刺。テーマ決定は2019年らしいけど、コロナ禍の世界ともリンクしてた。日本の”組織の悪い持病"というものが蔓延り続けて、国民もその正体にコロナを機に、特に気付き始めてるからこそ、刺さりすぎる風刺だった。ヨワヨワな松坂桃李がはまり役。
「俺の家の話」
クドカン作品、もう言わずもがな最高で、長瀬くん卒業への餞別的なメッセージもこもった作品で、能とプロレスがうまく絡み合いながら、進むストーリーと、クスッと笑わせるところもずっと見逃せなかった。
これを書くにあたって、色々と思い出す意味も込めて調べてたら、「俺の家の話」のチーフプロデューサーの磯山さんは「人間の間違えているところを描くドラマ」と本作を捉えてるらしく。そう言われて見れば、みんなどこかで間違いをしていて、でもそれをどうにか「今」この瞬間でいい方向へと向かおうと泥臭く挑戦してる人たちの姿があったなと改めて感じた。時期的にも2021年1~3月。コロナが長続きしてうんざりしてた頃。爽快だった記憶あるね。
「二月の勝者」
直近の連ドラ。中学受験の塾でのストーリー。あと、ドラマなどにおけるサウンド(BGM)の重要性をとても感じた作品。主題歌もちろんのこと、劇中にかかる音楽が作品全体の世界観とか雰囲気作りに大いに貢献することをとてもも感じた作品。柳楽優弥という役者さんの魅力に触れれたことも収穫。井上真央ちゃんも可愛かった、、。
ラジオ
「霜降り明星のオールナイトニッポン」 7/31放送回
唯一のラジオ選出。粗品がワクチン副反応で欠席して、せいやが一人で2時間喋り続けた回。リスナーから、「OO(有名人などモノマネしてほしい人)さん、こんばんは!」というメールを募集して、ひたすらモノマネし続けてた。もはや狂気の沙汰。
演劇
「近松心中物語」
唯一の演劇。しかも人生初の時代劇。観に行ったきっかけは、松田龍平と石橋静河だったけど、これを見ての一番の収穫は、「時代劇」というものに触れれたこと。展開の仕方、あるある、笑いどころ、などなど「時代劇」ってものを、お客さんの生の反応を知れる演劇で知れたこと。
2021年もたくさんの素晴らしいコンテンツを摂取してきて、そういった制作に携わる人たちへのリスペクトが高まるばかりです。
来年もできる限り、たくさんのコンテンツに触れて、自分の「好き」「いいね」は、簡単にでも言語化して、蓄積していくようにします。
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