鎖骨骨折①-1 「折れるまで」

未来に見直すために記しておこうと思う。
まだ振り返るにはメンタルやばいけど、
一応書いておこう。

とても楽しみにしていた、福岡の親友とのツーリング。彼はわざわざフェリーで大阪まで来てくれる。その日までは毎日天気予報5社ぐらいを、更新時間ごとにチェックしていた。日が近づくにつれてほぼ間違いなく「雨」の予報。彼には言えないけど（少し振ってみたけど）、本音は延期したかった。。

10月4日（金）
朝6時に泉大津港に迎えに行く。天気は小雨。落ち合って、インカムで楽しく喋りながら、いつものホームコースR480で高野山へ向かう。いつも通る鳴戸谷林道（R480の抜け道）が10月から通行止めのため、R480で高野山の大門へ向かう途中、、。

言い訳でもなんでもなく、何んにもない、普通のカーブで、普通に運転してただけなのに、イキった走りしたり、スピード出したりも何んにもしてなかったのに、フロントが滑って左側にこけた。結構な衝撃やったと思う。メット無かったら頭いってたと思う（最後、メット越しにゴツンってなった）。

急いで路肩に逃げた。バイクは友達がのかしてくれた。前を走ってたオレンジの軽トラのおっちゃんが「大丈夫か？！」と言って降りてきてくれた。右手を挙げて大丈夫の合図をした。おっちゃん、「わしも昨日そこで滑ったんや！」と。なんやそれ、、。ここなんやねん、、。後から友達と話してたら、もしかしたらコケコケポイントで道にオイル染み込んでて、雨で浮いてきてたんかなぁ、と。そんなことあんのかよ、っていうぐらい、何んにもないとこやった。

路肩でしばらく立っていた。肩が痛い。一瞬フラっとなった、立てないぐらい。友達に顔白い、って言われた。ちょっとマシになってきて肩を触ると骨がコリコリ言ってる気がする。痛い。

友達すごい。俺1人やとそんな事思いつかへんかったと思う。すぐスマホで近所の外科を探してくれて、「友達がバイクでこけて今すぐ行くので診てもらえますか？」と電話してくれた。オッケーやったので僕のバイクに2人乗りで向かった。45分ぐらい。これが割と辛かった。ちょっとの段差で肩が劇的に痛む、、。

病院に着いて、たぶん順番抜かしですぐ診てくれた。レントゲン撮ったら、鎖骨が折れてる、と。。