BTS:当たり前の基準
先日の7人そろってのV LIVEがありました。
最後の方でJUNGKOOKさんがおっしゃった言葉がとても強く印象に残っています。
「僕たち歌手にとって重要なことは何でしょうか。
歌が上手で、ダンスが上手で、良いアルバムを出して、皆さんと疎通する、それだけでいいんだよ」
よく、BTSのパフォーマンスを「口から音源」などと称されることがあります。
以前音楽番組で口パクを疑われ、敢えて歌わないという姿を見せたこともあるようです。
それほど、彼らのステージが洗練されているということだと思います。
先程のJUNGKOOKさんの言葉に戻りますが、歌手が上手く歌ったり踊ったりするのは一見当たり前のことのように思えます。
しかし、実際にはあれ?音源と違うな、音程が不安定だなと思う場面は多くのアーティストにあり得ることのようです。
逆に言うと、生歌唱やライブ映像で音源のように上手と感じるアーティストは貴重な印象もあります。
BTSにとって、口から音源とは当たり前のことで「上手」の底辺のように思います。
どんなに歌の上手い人でも、歌い込んで練習を重ねなければどうしても音程は狂うものです。感情も薄れます。
「それだけ」と言いながらも、「それ」の基準が高ければ高いほど、伴う努力も計り知れません。
基準が高いことも当たり前で、努力を惜しまないことも当たり前。
ダンスがそろっていて人々を魅了するパフォーマンスも、見た目を美しくメンテナンスすることも、バラエティを一生懸命することも当たり前。
彼ら自身が音楽が好きで、パフォーマンスが好きで、ファンが好きで、何よりもBTSが好きだからこそ、根底に置いている当たり前なんですね。
これは私たちの日常にも言えることで、できることを当たり前にするのか、できないことを当たり前にするのかによって、人生が大きく変わると思います。
私自身は前者であることを大切にしたいと改めて感じました。
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