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BTS:ラップライン✖️ヒップホップ用語集✖️日本のヒップホップ
この記事に迷い込んだ音楽・ヒップホップ好きの方はBTSの楽曲を聴いたことがあるでしょうか?
アイドルもK-POPも興味ないから名前は知ってるけど聞いたことないという方も、Steve Aokiは知ってるし聴いてるよっていう方がけっこういらっしゃるのではないかと思います。
以前の私もそうでした。
ちなみに、Steve AokiとBTSがコラボしてますのでよろしければご視聴ください😊
BTSはDynamiteしか知らないという方も、MIC Dropでちょっといいかも!と思ったら、他にもまったく違う曲調でコラボしているのでこちらの記事もあわせてご覧いただければ嬉しいです🎶
ジャンルを問わずいろいろ聴いてきたつもりでしたが、BTSの蓋を開けてみたら、あまりに多様で奥深く素晴らしい音楽性と各メンバーの個性や人間性、様々なコンテンツの充実ぶりにどっぷりと浸かっております。
この記事ではタイトル通り、主にラップ担当のメンバーや日本のヒップホップで聴いてきた曲などを紹介していこうと思いますので、もし良ければ続けて読んでいただければ嬉しいです😌
そして、ARMYさん(BTSのファンの方)は、BTSを知る前にはヒップホップが好きだったでしょうか?
実は苦手だったという方もいらっしゃるのではないか、と思ったりしています🤔
BTSをきっかけにヒップホップいいなと思った方もいるのではないかな、と。
今日はヒップホップの用語と日本のお気に入りアーティストなどもご紹介したいと思いますので、引き続き読んでいただけたら幸いです😌
分割しても良いくらいのボリュームですが、どうしても融合してひとつの記事にしたかったのでお付き合いくださいませ😌
■ BTSのラップラインメンバー
当初ヒップホップグループとしてデビューしたそうですが、なかなか日の目を見なかったBTS。
今となっては世界をまたにかける大企業ですが、当時の所属事務所は経済難の弱小会社だったので、アイドル路線へ切り替えた過去もあるそうです。
メンバーはボーカルライン(ボーカル担当)とラップライン(ラップ担当)に分かれており、それぞれ4人、3人の人数配分となっています。
じっくり言葉で説明したいところですが、そうすると1記事には到底おさまりきらないので、ラップラインのメンバーのみピックアップし、簡単な説明にとどめます。
拙い言葉より、まずは作品に触れていただくのが良いと思いますので、SoundCloudにリリースされているソロのミックステープリンクとMVをひとつ貼付しますね🎶
ぜひ聴いてみてください😊✨
SUGA(シュガ)
自他ともに認める天才です✨
ラップ担当であるのと同時に、コンポーザー(作曲家)やプロデューサーでもあります。
アングラ(アンダーグラウンド=メジャーではない地下活動)でラッパーとして活動していて、ヒップホップ+作曲をするつもりで加入しましたが、気づけばアイドル。いまやダンスも素晴らしいです✨
いくつかMVもありますが、やはりこちらを残しておきましょう↓
J-HOPE(ジェイホープ)
名前の通り「希望」の光です✨
ラップ担当でもあり、BTSのダンスリーダーでもあります。
しかもただのダンスリーダーではありません。天性のダンサーです!もともと歌手を目指していたので歌唱力も素晴らしいです✨
『Hope World』の収録曲『Blue Side』のフルバージョンが今年3月リリースされています↓
ミックステープからもMVが出ていますが、こちらのコラボ曲のMVを貼っておきます🎶
ダンスの実力もご確認いただけるかと思います😆
RM(アールエム)
BTSのリーダーです✨
英語も堪能で頭脳明晰、しかしちょっぴり天然で抜けているところもあります。
メインボーカルであるJUNGKOOKさんも彼のラップに惹かれ現事務所を選んだほどに、リリック、パフォーマンスなど幅広く魅力のある方です。
ミックステープからもイメージビデオが出ていますが、MVとして、ワーレイとのコラボ曲が素敵なのでこちらを貼っておきますね🎶
■ 用語集
ここからは、インタビューやメンバー同士の会話などにも良く登場するor登場しそうな用語についてザックリ書いていこうと思います。
正直に言ってそれぞれの用語に関する定義は曖昧で、言い換えれば適当だと思っています。
それぞれの解釈でそれぞれの定義があって良いのだと考えていますが、さらに詳しく知りたい方はぜひGoogle先生に聞いてみてください🎶
「ラップ」と「ヒップホップ」
ラップとは歌唱法でヒップホップは音楽のジャンルというのが簡単な定義でしょうか。
とは言っても、ヒップホップ自体は音楽の枠を超えて、ファッションやカルチャーのような大きな枠組みにも使われます。
ラップについては次の用語でも少し説明します。
「ビート」と「リリック」
ヒップホップに関わらず、使用されると思いますがリリックは歌詞のことですね。
ビートはビートで良いような気がしますが、ヒップホップでは使用する音楽そのものをビートと言ったりもします。
ビートに乗って良い感じにリリックをのせるのがラップなので、ラップをする上で不可欠要素と言えますね。
リリックに関連して、作詞家のことをリリシスト(lyricist)とも言いますが、ヒップホップの現場ではすぐれたリリックを書く人への称賛の言葉として、リリシストと表現することも多いイメージです。
「ライム」と「フロウ」
どちらもラップの醍醐味と言えるワードだと思います。
ライム(rhyme)は韻のことですね。
ラッパーの方々は普段の生活の中から目に見えるもの全てで韻を踏む練習などでスキルを磨いているなんて話を聞いたことがあります。
育休中、自分でも韻を踏んでみよう!と思って、「ワンバース(1verse)」と「パンパース」で踏めるな、と思いましたが、それ以上特に出てこなくて、私の短いラッパー人生が終幕しました。
語尾の単語だけでなく、文章全体だったりすることがあります。
これが素人にはなかなか難しいところです。(説明されてもわかりませんでした😅)
難しいところを簡単にしてくれるのがフロウだと思います。
フロウ(flow)は直訳したらそのまま「流れ」となりますが、そのままで良いと思います。
どんなにリリックが良くても、良いビートを選んで秀逸な韻を踏んでも、フロウ=流れが良くなければ、台無しです。
韻が重なるのも良い流れの一部なので、フロウが良ければ、ライムもハマっているということになるのではないでしょうか。
ラップラインのラップが耳に心地良い、またはカッコいい!のであれば、それはフロウが良いという表現ができると思います。
「バース」と「フック」
バース(verse)がAメロとかBメロで、フック(hook)がサビのことですね。
BON VOYAGEシリーズ(ハワイ編)で、RMさんとJ-HOPEさんがふたりきりで食事をしていて、曲作りの話になりました。
RMさんがバースとフックをつなげるのが難しい、SUGAさんはすごいというような話をされていました。
ちなみに、おふたりが真剣に話す後ろの席でワチャワチャ通常運転してたのはこちらのモッパン芸人さん達でした↓
※BON VOYAGEは有料コンテンツのため、写真はイメージです
「サイファー」
BTSにも『Cypher』という曲がいくつかありますね。
知る限りではpt.4まであるのかな、と思います。
こちらは音楽番組に出た時のpt.4↓
ライブになるとラップの上手さもさることながら、その声量やパフォーマンスに魅了されますね。
できれば狭い箱で間近で観てみたいなーなんて夢を描きます✨
ほかの1〜3については、ラップラインの1番のファンボーイ達によるオフィシャル動画を貼付しておきますね。
pt.3↓
pt.2↓
pt.1↓
ヒップホップでいうと、サイファーというのはラッパーたちが集まって路上や公園などで輪になってラップをすることを言うそうです。
有名なラッパーが主催しているものから、仲間うちで小規模でやるものから様々だと思います。
大きいものだとフリースタイルダンジョンにも出演していたAceさんが主催する渋谷サイファーは有名な印象があります。
渋谷サイファーに変装したSKY-HIさん(AAAのメンバー)とSALUさんが乱入した様子↓
これは特別大きなサイファーですが、こんな感じで輪になって行われることが多いのかなと思います。
「インスト」と「トラック」
昭和の方はカラオケとも言うでしょうか😅
歌の入ってない音源のことですね。
正直どちらでも良いと思いますが、ヒップホップではトラックと言われることが多い気がします。
ビートも同じ意味で使われることがあります。
ちなみに、こちらのおふたりは、下記のように使用されてるようです🐰🐯
JUNGKOOKさん:インスト(インストロメンタル)
Vさん:トラック
画像のもとになったのはこちらのVLIVEの41:30くらいからです↓
その他の用語
ドープ(dope)
BTSの曲のタイトルにもありますが、お腹の底から出る「最高にカッコいい」とか「最高にヤバイ」という意味です
イル(ill)
直訳すると病気ですが、お腹の底から出る「病的にカッコいい」とか「病的にヤバイ」という意味です
バイブス(vibes)
こちらはVibrationの短縮系だそうですが、直訳すると振動。テンションの意味で使われたりします。
バイブスが上がる=テンションが上がるみたいな感じでしょうか。
プロップス(props)
直訳するとpropの意味が支持者なので、その複数形で支持者たちという意味になりますね。
広く「名声」という意味でも使用され、プロップスを得ていくこと=自分の音楽を聴いてくれる人が増えるということになるかなと思います。
a.k.a(エーケーエー)
〇〇as known as●●の略で、直訳すると「●●として知られる〇〇」となり、よくラッパーの方々が使われています。
例えば、「RM a.k.a 破壊神」とかそんな風に利用できます。
スキット(skit)
直訳するとくだらないとか、寸劇という意味があります。
BTSのアルバムにもいくつかありますね。
メンバーたちがワチャワチャしゃべってまさに寸劇🤣🤣🤣
曲の導入として入っている場合もスキットと呼ばれます。
サンプリング(sampling)
こちらもヒップホップに欠かせない要素の一つ。
食品サンプルとかの「サンプル」=見本のことで、ingがつくことよって、見本抽出のような意味になることもあります。
音楽の場合は、既存の曲をもとにその一部を取り込んで、新しい曲にすることを指します。
BTSにもサンプリング曲がいくつかありますので、サンいずれ個別の記事で書けたら良いなと思っています🎶
こちらの記事↓でもEminemの曲などを例にサンプリングについて触れていますので良かったらご参照ください😌
以上、まだまだ他にも用語はあると思いますが、思いついたらこっそり追加しようと思います🤗
メンバーさんはけっこう日本語ができるので、もし会って、曲への想いをお伝えする機会があれば、「〇〇さん、あなたのイルなスキルのラップは最高です!☆☆(曲名)のバースは最高にドープで、フロウも大好きです。結婚してください💐」と言えば思いは伝わると思われます👍✨
■ 日本のヒップホップ
せっかくなので日本のヒップホップについても少し紹介しようと思います😊
近年だと、「フリースタイルダンジョン」というMCバトルの番組が人気となり、日本のヒップホップ界も世界を広げているイメージがあります。
最近人気でメディアで目にする機会が多いのは、フリースタイルダンジョンの二代目ラスボスR指定さんとDJの世界大会で優勝したDJ松永さんのユニットCreepy Nutsでしょうか。
ちなみに、フリースタイルダンジョンの一代目ラスボスの般若さんとR指定さんが交わした般若引退試合はめちゃくちゃ泣きながら観てました😭
そして、その般若さんの曲で一番聴いてきるのはこの曲。
生きることが少ししんどいな、と思っている方は歌詞を最後まで聴いていただきたい曲です。
世代的にヒップホップグループといえばKICK THE CAN CREWという方もいらっしゃる思いますが、活動停止などを経て、2017年に本格再始動した曲がカッコ良かったので貼っておきます↓
用語集のサイファーでご紹介したSKY-HIさんとSALUさんは、私自身はあまり聴いてこなかったのですが、ラッパーの方々がよく話題にしていたイメージです。
この機会にこれからいろいろ漁って聴いていきたいと思います🎶
そして、GAGLEのこちらの曲はレジェンド的な曲ではないでしょうか。
チルと言われるゆったりとしたジャンルになると思いますが定期的に聴きたくなります🎶
この曲は歌詞がちょっとアレですが、最初に聴いた時、頭をカチ割られたくらいバイブスがブチ上がりました!
トラックメイカーのFragmentさんとLEO今井さんの曲です✨
ずいぶん前のフェスでパフォーマンスも拝見しましたが、いまだに思い出すと沸き立ちます✨
ちなみに、Eテレの「デザインあ」を視聴されてる方、「SHOOT&EDIT」で歌ったり、フレームインしたりフレームアウトしてきるのがLEO今井さんです↓
バチバチなヒップホップがある一方で、ポエトリーリーディングというジャンルがあります。
その名の通り、詩の朗読のようなラップですね。
有名なのは不可思議/wonderboyさんでしょうか。
トラックも素晴らしいし、声やリリックも唯一無二の存在だと思います。
残念ながら不慮の事故で亡くなっているのですが、彼の死後同曲の歌詞を変えてリリースしている神門(ごうど)さんと狐火さんも素敵な楽曲があります。
どちらのライブも拝見したことがありますが泣きました😭←泣きすぎw
貼付するMV、悩みましたが、母がいる人ならこちらの曲を聴いてほしいです↓
狐火さんも良い曲がたくさんありますが、斎藤工さんが撮影されているMVを貼っておきます↓
DJでもありヒップホップのトラックメーカーでもあったNujabes(ヌジャベス)さんのトラックはARMYさんたちの癒しになるのではないかと思います。
Shing02(シンゴオーツー)さんとコラボしたこちらも好きです↓
Nujabesさんも残念ながら亡くなっていますが、何年か前に追悼イベントへ行き、実際にこの曲を聴くことができました。
大変心地良い空間でした。
他にもご紹介したいアーティストや楽曲がありますが、延々と続きそうなので涙を呑んでここでストップいたします😭
また機会があったら第二弾を書きたいなーと思います😊
■ おわりに
やっぱりかなりな長文になってしまいましたが、根気強くここまでお付き合いいただいた方、本当にありがとうございます。
なんとなくおわかりかもしれませんが、音楽が大好きです✨
実際に行ったライブは軽く3桁を超えると思います。
もともとバンド畑で育ち、ヒップホップも聴くようになり、ジャンルも広がりましたが、遠くだろうが、夜中だろうが、ひとりだろうが、生で聴きたい!となったらどこへでも行く生活をしておりました。
そう、音楽に対してアホなのです😅←音楽に限らない説
でも、アホになる=際限を知らんということになるので、悪いことだとは思ってません。
生きてたらどうしてたって制御しないといけないことがある。
たまにはリミッターを外してみるのも良いかもしれません😌
ちなみに、いくらアホでも、サムネに敢えて鍋の蓋を持った瞬間を置いたのは、間違いだろうと薄々は気づいております😅
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