おうちつまみ細工特別回裏話
おうちつまみ細工特別回の裏話です。
今回の形は、前に見た明治期のお守り巾着(手提げというより、お守りを中に入れて帯に下げるもの)から来ています。
飾りとして使う予定なので、表と裏中に厚紙を入れ縫い合わせてしまいますが、これを作り変えると巾着に。
昔の方達は、お守りを入れる巾着を手作りしてて、特にお子さんとかは氏神様のお守りや名前を記載しておいて、迷子札みたいにしていたそうです。
中の人が見たものは、玩具博物館さん所蔵のものですが、掘り起こせばどこかのおうちにも、まだ眠っていると思います😊
おうちつまみ細工、とくに特別回は「あまり難しいことはしない」をモットーにしていますので、そこまで複雑な工程は省いて、このまま表裏を縫い合わせるかボンドで貼るかします。
元になった作品たち、こちらにまとめてありますのでどうぞ😊
https://note.com/t_craft/n/n268f166e433
ほとんどの巾着に、装飾がかなりたくさんしてあって、実物を見てきましたが、なんとも、「親の愛!!」が詰まった作品たちでした。
(もしくは推しへの愛!)
これはみんな、職人さんが作った商品ではなく、ご家庭で作ったものを収集したのだそうです。
こんな複雑なものが各家庭で作られていた。
今回の飾りも、先のリンク先の作品達のように周囲にタックを寄せた布を縫い付けてもいいですし、裏面は厚紙を入れずに作り、さらに中袋を入れたら、お守りや薬や、細かなものを入れられます。
アレンジは各々自由にできるのが、縫うものの楽しさです😊
おうちにある生地をあれこれ集めて、冬のお休み時間にぜひ、ちくちくしてみてください。
これまでのおうちつまみ細工第一回、第二回と六回(剣つまみ)があれば、ほとんどの説明がわかるようになっています。
あと、裏表両方にお花つけて、両面どっちからも可愛いよ〜な作りもいいなあと思ってます。
キットにはしませんが、これを色違いで裏表作って合わせると、とても可愛い。
今回のは「壁に飾るなら片面でいい」ということです。
※キットは土台の生地色が裏と表で違い+鈴付き
楽しんでいただけたら嬉しいです。
株式会社東京クラフト
タイッツーにも詳しい説明など随時