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縮緬の話再び

「縮緬の着物生地」について、再び小話にしました。

縮緬の生地はとても贅沢なもの

着物で縮緬生地、本来とても贅沢!

正絹に限らず、レーヨン縮緬などを手に持つとわかると思うのですが、同じサイズの浴衣向け布などと比べると、

「明らかに重たい」
「手にもつと、とろっと下がる」


生地を織る前、糸を撚る段階で、ぐるぐるぐるぐる…縮めている…と言うのは前にも書きました。

縮めているから縮緬生地。

そしてそのぐるぐる強い「撚り(より)」をかけるためには、糸もしっかりしたもの(ちょっとねじってブツっと千切れるような物は使えないということ)。

それを使って織る。

そして色つけして染めて…
仕上がって来たお着物は…糸の量と手間がかかっているので、高級品。

今はレーヨン縮緬がメジャーになってしまったので、正絹で着物にした縮緬生地となると、あんまり目にすることがない方も多いかもしれません。

真逆の羽二重

真逆方向「とてもうすーい作り」の技術
「羽二重」

これまた「着物として使われることが少なくなり」…目にすることが減りました。

羽二重で作った三重の梅

ただし、なくなりそうではあるけれど、まだこうして、弊社などでも手にいれることができるので、

「これは正絹の縮緬、こっちはレーヨンの縮緬、こちらは縮緬風生地…」と、見たこと、触ったことがあるだけでも、見える世界がかわります。
そうした方が少しでも増えるように、できることはしていきたいなあと思っています😊

疑問や知りたいことがありましたら、タイッツーにてお気軽にどうぞ!

株式会社東京クラフト
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