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組紐、打紐、房付き紐

和の細工物を作っているとよく使う「組紐」(くみひも)や「唐打紐」(からうちひも)についてです。

「房付き唐打紐」

トップ画像ですね。
両房(りょうぶさ)などとも呼ばれたりして、呼び方はメーカーさんやお店によって様々です。

これは紐の両端に紐と同じ素材の「房」がつけられたもので、和の装飾品にはかなりの確率で使われています。

この形だけでなく、輪になった紐に房一つとか、様々なデザインがあります。
また当然ながら、自分で作ることもできます。
※おうちつまみ細工第二回のレシピのうち「房作り」の要領で仕立てます

使い方いろいろ

おうちつまみ細工第二回(トークラセレクトカラー)では、途中をカットして使うようなレシピにしてあります。

基本的には、買ったままの長さで、何かに下げて使うことが多い素材だと思います。

下げて使った例がこちら
※「結んで」から下げてあります

教室課題「半くす」三つ目の「水仙」

組紐と唐打紐の違いって??

今回つまみ細工小話として書いたのは、

「そういえば『組紐』と『唐打紐』の違いってなんだっけ??」
と調べたから笑

組紐…今だと、着物の帯締めがよく見る機会になるかと思います。

組紐の組み台(丸台)は大宮盆栽村の店舗にもあって、簡単なものならたまーに(ここ数年できてませんが)体験会をやったりしています。

本来は絹糸を台で組んだもの
現代はレーヨンやポリエステルもあります。

※今年の弊社福袋、一部のセットには「木綿糸の組紐」が入ってます

打ち紐の打ち、とは?

江戸の組紐は「江戸打ち」などとも呼ばれていて、組む時の糸の本数を「〇〇打ち」と表現してました。
十六打ち、八打ち…など、4の倍数。

それとは別に、組み方の違いで、色々な名前もあります。

有名なのは「冠組」あたり
ゆるぎぐみ、と呼ばれます
礼装の帯締めがほぼこれ。厚みがあって、ツヤがあります。

他にもたくさんあるのですが、
高麗組
丸組…

…調べてみてください笑
山ほどでてきます。

丸組は、振袖の帯締めに使われることが多いですね

手組みの組紐と唐打紐

帯締めならなんとか…ということで、組紐屋さんで手組みのものをいくつか買ったりしてきたのですが、機械組の唐打紐と違って、一度「きゅっ」と締めると、ちょっとやそっとでは解けない

でも体にはフィットしてくれる。
着物の着心地がとても良くなります。

手に取る機会があったら、独特の硬さと柔らかさを体感してみてください😊

唐打紐は、偶数糸で機械組…という認識でいるのですが、本職の方に確認したことがなくて、ここは要確認です。

着物イベントを通して知り合った中に伊賀組紐のお店さんがあって、そこは裏表で柄が違うものや、高度なものを組んでいます。

作業を見ていても何がなんだかわからないのですが、組んでいるのを見るのは楽しい…!

「やってみますか?」と、言われて体験用の紐の前に座らせてもらったことがあるのですが、あたまが真っ白になりました😂

あんな数のものを覚えてサクサク組むのはすごい…

丸台だと、比較的楽、楽しいですよ〜
先ほど書いたように、体験などで30分ほどでストラップなど、組めたりしますね。

まとめ〜

で、何が書きたかったかというと笑、唐打紐も組紐の違いってなんだろ?でした。

機械組か手組か、でいいんじゃないかな…と弊社は思っています…が、今度聞いておきます〜💦

福袋を買った皆さん、色々な紐たち、たくさん使ってあげてくださいね〜!

盆栽町つまみ細工教室
株式会社東京クラフト
埼玉県さいたま市北区盆栽町84-2

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