着物生地の色々ーその2ー

画像1 艶やかな地色の訪問着でした。袖丈が長めの昭和の流行りの仕立てで。この画像は地文様が見えやすいように裏から撮影。牡丹唐草文…でしょうか。
画像2 表から撮影。全体にこうして飛び柄が入っていました。ここは「菊」と「梅」の部分。ところどころに入った墨色がピリッとしています。
画像3 こちらは洗い張りでしたが、かたちからおそらくコートだったもの。生地はごく素直な織り。これも先の訪問着と同じく飛び柄なのですが、「宝尽くし」です。この画像には牡丹も入っています
画像4 左は橘文様、右は隠れ蓑…に見えるけどもしかしたら鶴ですね?!という遊びなのかもしれません。どちらも縁起が良いのです。
画像5 こちらは仮絵羽仕立ての振袖の八掛でした。共布仕立てで豪華〜!おそらく購入した方が刺繍などを施してから着るようにできているのかな?という総絞り。ここは白地にオレンジ系のみですが、裾には紺色も染められていました。地文様には紗綾形と菊のようです。上質な生地。
画像6 中振くらいの袖丈のお着物だったと記憶。これは色のぼかし加減も良いのですが、織の文様が細ーい縞のように見えて実は「竹」で、さらに部分的に牡丹のような華やかな花も入っているところがなんとも…!
画像7 竹…なんです。見えますか?節がところどころ入っています。幅2ミリくらい!
画像8 こちらは色無地生地。様々な吉祥文様が織られていますが、下の画像へ
画像9 印をつけてみました。これが至る所に散りばめられて、一面を覆っている。贅沢です。
画像10 生地の風合いでいうと、このページの一番上の 生地と似ています。色は濃い赤(蘇芳に近い?)で、生垣に松だったり、竹籠に南天だったり…風情ある文様が織られています。

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