「無難」は悪いこと?いやいや。
今タイッツーで
「振袖コーデを全部、フルセット自分で考えってとても労力がいるから大変」
着物に馴染みがなければ無難におさめるように提案されたコーデで決めますよね、っていうようなことをタイーツしていて、
「無難に」っていう書き方をしましたが、無難というのは悪いことではないよ!と思ったので…まとめてみます。
「難」が「無」い!
無難なことはマイナスではなく、プラスではないけれど、マイナス(難がある)に振れてしまうより良い。
余計な波風立たせたくない場合の最善策、ということになります。
振袖コーデで言うなら、例えば…
振袖→赤い地色に白やピンクの花紋様
帯→金か黒の地色に、振袖に入っている色の柄入り
帯周り小物→お嬢様の顔色に映えるもの(水色、黄色…ここは人により変わる)
バッグと草履→帯に合わせて
などなど。
ではここに髪飾り(かんざし)を合わせようとする時どうするか。
一式並べて置いて、無難に収めるなら、振袖に入っている白とピンク、或いは赤と白などを提案されるのが普通。
これは誰にでも似合って、全体を「無難」にまとめるための手段として最善策です。
ここで髪飾りやかんざしにこだわりがある場合や、周りと被りたくない、というお嬢様の場合、帯周り小物の色味を試していく。
※注意
「試すことができる」ということは、そこまでに振袖、帯、帯周り小物や下に着る一式選びの段階で「疲れ切っていない」ことが必須になります。
そんなこと?と思うかもしれませんが、とても大事!
振袖選びはなかなかに時間がかかるので、髪飾りまで試す気力がないことが多いのです。
なのでおそらく、無難にまとめた髪飾りが一番選ばれやすい。
振袖選びは体力も気力も必要!これは余程のことがない限り、誰でも同じだと思います。
着物に馴染みがない方も多いから
普段から着物が身近にあれば、イメージもしやすいし、「あとこれとこれが必要」などもわかりますが、馴染みがなければ全然わからないと思います。
私も今でこそそういうことが分かるようになりましたが、二十歳頃はどうだったかというと、ほぼ何もわかりませんでした。
小さい頃は親や祖母に着せてもらっていたのでしょうけれど、記憶にない…!
今の私が、着物とはこうやって着るもの、ということが分かるのは、着物を自分で着てみようと思った時に勉強したからです。
なので、振袖にはこう言うものが必要だから…これはとても大変!ということも分かります。
かんざしを作るとしたら
そんな感じに一式揃えるのはとても大変で「これでいいか」となりがちな髪飾り関係ですが、いったん時間を置いて届いた振袖一式を見た時に「もう少し何か足したいな」と思ったら、帯周り小物の何かしらの色を入れてあげると締まると思います。
メインになる大きな髪飾りを買ってあるとしたら、その横に置いた時に違和感がないサイズで上記の色合い。
一から作るなら、全体をイメージしていきます。
手作りだからできることもありますよね😊
そんな感じで、あと2ヶ月ほどで成人の日です。
当日晴れて、いい記念の日になりますように!
つまみ細工の東京クラフト