100ある自閉症育児失敗事例の1つを紹介【鉄橋下事件】
CHUJIです。
失敗事例を紹介します。
この失敗は、僕の知識不足が原因でした。
なぜなら、知っていれば防げた失敗だからです。
自閉症児を育てるための最低限の知識くらい持っていた方がいいですね。
もちろん知識ばかりも良くありませんが、知識の重要性を感じた1日になりました。
事例は学びになることが多いので、ぜひ、読んでいただいて僕と同じミスをしないでくださいね。
そして、あなたが少しでも楽しくケアできることを願っています。
1分くらいで読める記事になっています。
よろしくお願いします。
3歳から5歳くらいまで、自閉症の息子は電車が大好きでした。
よくプラレールで遊んだり、電車を見に行ったりしました。
(現在は12歳になり、YouTubeとゲームばかりです。)
仕事で車に乗っている時に電車を近くで見える場所を見つけました。
鉄橋を走る電車を見ることができ、迫力もあり子供も喜んでくれると思い、
「休みの日に行こう」と言うと,
手を叩いて、大喜びでした。
当日は、天候も良く、ジュースとお菓子を持って出かけました。
子供は、車の中でテンションが高く、手を叩いて嬉しさ表現し、興奮している様子でした。
僕も子供の頃は、電車が大好きだったので興奮するのがよくわかりましたし、電車という共通の好きがあるのも、うれしいことでした。
電車が見える場所に到着し、子供はうれしそうに、手をひらひらさせながら歩いていました。
僕は、かわいい息子の姿を見つめ、今日という日がとてもうれし思いましたし、鉄橋の近くまで来て、電車を待っている時間も幸せな時間でした。
ここまでは、アットホームなCMでも出れそうな良い雰囲気でした・・・。
電車が遠くから見えてきたので、
息子に「ほら、来るぞー。」と言うと、
ガタガタガタガター
物凄い音とともに電車が通りすぎ、想像より大きな音に僕はビックリしました。
でも、この迫力だよなあ、なんて思いながら、息子を見ると少し辛そうな表情をしていました。
調子悪いのかな・・・?
下ばかり向いている息子に
「また、来たー」
僕は息子に教えました。
ガタガタガタガターーーーーーーーーー
今度は貨物で一段と凄い音とともに通り過ぎました。
すると、
「うわーーーーーーーーーーーーーーーーー」
息子が突然さけんで、大号泣。
突然のことに僕は、
「・・・?」
息子は、泣き叫び地面に寝転んでしまいました。
「どうしたの?」
もちろん、答えもなく、ただ大号泣。
電車どころではなくなってしまい、息子を起すのに必死になってしまいました。
その間も電車が何台も通り過ぎましたが、電車を見ることもなく息子をなだめるのに必死で、無理やり車に戻りました。
持ってきた、お菓子でなだめようとしましたが、そのお菓子もぶん投げる有様。
こっちもイライラ対応になるので、息子もヒートアップししてきて、どうにもならず、電車を見るのをあきらめて、家に帰りました。
おしまい・・・。
この時のことを振り返ってみると、
「おい、自分ダメだろっ」
と自分にツッコミを入れたくなります。
あなたならお気づきでしょうが、息子にとっては音がとても辛かったんですよね。
自閉症児は大きな音が苦手な子が多いです。
もちろん特性にもよりますが、聴覚過敏な子は結構いますよね。
こういうことを知らずに、鉄橋下の音が響くところに行ったのは完璧に僕のミスでした。
知っていれば、なかった癇癪でした。
癇癪は、ケアしている人も大変ですが、癇癪を起している本人が辛い事が多いですよね。
辛さを伝えることができない、表現ですからね。
癇癪が大変だとか言う前に、辛い想いをさせているのは、誰だって話ですよね。
息子よごめんなさい。
次回の記事では、今回のことをどうすれば防げたかを、知識を入れる以外の視点で考えてみたいと思います。
次回の記事も読んでいただけたら、うれしいです。
では、また!
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