双極症の運命を受け入れて

 私は自分が双極症になったのは運命と考えており、その運命を受け入れています。双極症でつらいことももちろんありますが、双極症にならなければ、つらいことだらけの医者をやめただろうし、精神科医になることもなかったので、むしろ運命に感謝しています。試練は乗り越えられる人にしか与えられず、私はちゃんと乗り越えました。
 よく私は患者さんに「過去と他人は変わらない。だけど未来と自分は変えることができる。」と伝えています(誰かの言葉だったと思います)。変わらない過去と他人を変えようとエネルギーを使うくらいなら、変えられる未来と自分にエネルギーを使おうということです。だから私は双極症にならなかったら、と考えることなく、どんな楽しい未来にしようか、と考えています。その一環として、人に勧められて双極症の体験記を書くことにしました。途中から双極症のコラムに方向転換し、今日でnoteを始めて30日目ですが、1日に200ビューを超えることもあり、投稿をやめるにやめられなくなりました。読者の皆様、これからも私の文章にお付き合い下さい。
 双極症の患者として、精神科医として、私はさらなる高みを目指します。あっ、気分はフラットのままで。

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