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セルフライノーツ 『lullaby』
今回はlullabyの解説をしようかと
この曲を語るには2022まで遡る
時はコロナ禍、ワンマンも終わって
ある程度曲を自力で作れるようになってきた頃に
この曲の原型である曲
『夢心地』
という曲を完成させる
内容はまぁlullabyと大枠は似ている
この曲は数回しかやってないのでこの曲を知っている人は
超レア
ただなんでこの曲が数回しかやらなかったかと言えば
シンプルに気にくわなかった
めちゃくちゃ伝えたいことを書いてるのに
納得のいかないトラック、妥協かのような内容
自分の中でなんか違った
でも久々に見返してたら似た歌詞あったね笑
変わらなかった部分もあるみたい
以外『夢心地』
目が覚めても同じがいいな
tell me what you wanna do baby
しれっと聞けたらいいな
でも答えはI don't know
目が合えば溶けそうになる
時が止まれば
でも、無理だと分かってる
このまま、ねえ夢心地、
奏でるメロディに
どこかの、ねえ素敵な星に
静かに祈るように
なんかカッコつけすぎというか無理してる感じ笑
今見てもすごくそう思う
久しく封印していたこの曲
なんでこの話をしたかと言うと
今年の裏テーマ
昔作った曲にフォーカスを当て直そう
実はそんなことを考えていて
アルバムに入ってる曲にもそうではあるのでこれは伏線だと思って
その中のひとつとしてこの『夢心地』という曲の
パワーアップ版が
『lullaby』
というわけだ
ここからが本編
この曲は女の子目線で書かれていて
なぜかわかんないけど
自分の曲の主人公は女の子になることが多いのは
きっとよく言えば乙女心がある
悪く言えば女々しいやつ
あったかいねって
君の手を握りながら
薄い毛布2人で分け合って
空いた隙間は
好きと大好きで埋めるの
それだけ十分よ
このAメロは主人公達の生活水準を表してる
狭いベッドの上で身体を寄せあって暖を取る
この狭い空間は愛で包まれているから
隙間なんて関係ない訳ですよ
何も無い訳では無いけど、きっとあり過ぎる訳じゃない
きっと最低限の生活の中1番静かな幸せな部分を表現したかった
なんて言ったか分からない
寝言とか
誰にも見せない
寝顔とか
いつまでも私だけのものでいてね
そう願おうか
次の展開では実はもう彼氏は寝てたりする
よく分かんないけど男ってすぐ寝るイメージ
だから最初に話をしている時はきっと彼氏は寝かけながら聞いてるちょっとテンション感の違いがあるけどそれも普段の生活を表してる気がする
一緒に寝る瞬間がきっと嬉しい彼女にとっては意味のわからない寝言とかもしかしたらアホ面してるかもしれない寝顔って言うのは
愛おしい宝物なんだろうな
独占欲とはまた違った当たり前の確認
でも当たり前なんてないから口に出して祈ったんだろうな
このまま時が止まったら?
古くなった時計みたいな
愛という名のゆりかごの中で
いつまでも揺れてたいな
この色恋の話とは別のことがここの歌詞には込められてる
僕のばあちゃんは寝てる間に死んだ
病気も無さそうで1番長く生きそうだったのに
どれよりも先に死んでしまった
その事があってから人の寝顔を見るのが怖かった
本当に生きてるのか、もしかしたら死んでしまったかもと
思う日々が続いた中で
もし愛する人の寝顔が横に会った時
今の自分はどう思うんだろうと
そんな心情が現れてる
このまま時が止まったら、古くなった時計みたいな
これは死を意味してる
時が止まってその人の時計はそのまま針が動かなくなる
そこから先の時間には居なくなってしまう
だからこそ生きてる間は
揺れていたい
古い時計と言えば振り子時計を想像すると思う
歌詞にはないけどこの振り子もゆりかごも揺れているこの瞬間が生なのかと思ったら
ずっと揺れていてほしいと思うし願う夜があるだろうななんて考えてしまった
そして本当ににすきな人とはやっぱり寝ても覚めても一緒にいたい
だからこそ寝る前最後の言葉は
夢の中で会おうね
これに尽きる
もしだったらこの曲を聴いた後に
愛する人の寝顔を見てほしいし思い浮かべてほしい
きっと不安になるかもしれない
死んでるように美しいかもしれない
逆も然り
アホ面過ぎかもしれない
イビキうるさいかもしれない
毎日見飽きたかもしれない
でもそれが日常で
それが幸せなんだと思う
特別なことも大切
でも当たり前はもっと大切
夢の中で会えたら
なにしようね?
また起きた時
好きって言えるように
そんななんて事ない夢みたいな幸せを
子守唄にしたので
愛してる人と一緒に
聴いてください