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2024年5月25日(土)

残務終わりのビールと餃子とレモンケーキ

@愛知県 蒲郡市

テント泊、風強くて眠り浅い、日が差して遅い時間まで眠ることもできず、耳栓アイマスクは必要だった、疲れた身体にテント泊の厳しさよ、とはいえ一緒に泊まった人との会話は大変有意義だったし満足。

朝8時過ぎにフォータンに並んで朝粥鯖入りとアイスジャスミンティー、ビーチ目の前にして4人でいただきます。

食後はみんなと別れてひとりでいつもの突堤に向かう、独り占めの突堤への道、風が強く吹く、白い帆を建てたヨットが海を漂う様子を見ながら突堤先端へ、森道会場全体を見渡す、たくさんの人の賑やかな声は波音と風音にかき消される、スマホから再生されるユーミンが高揚を助長する、誰もいない独り占めなこの時間この空間。

時間は午前10時を回って既に入場開始している。
並ぶのは覚悟だけれどもやっぱラーダーのハンバーガーは食べたくなる、突堤から陸地に戻る、少しずつ人々の存在が感じられてくる、
入場30分後なのに長い行列、しかしこのハンバーガーの焼く音、肉とパイナップルとのいい香り、これらが並ぶモチベーションを維持させる、会計を済ませて番号札を手にする、まだ40組近く先、呼び出し番号がかすかに聞こえる範囲内であたりふらふら、ふと移動型書店の車内に中沢新一の『東北と哲学』というタイトルが見えるのですぐに駆け寄って本を手にする、アースダイバーの人が東北についてなにを書くのか気になる、購入。
ハンバーガーを食べるためにかける長い時間が作り出した思わぬ副産物を携えて受け取ったハンバーガー、砂浜を目の前にしてかじりつく、幸せな味。

ぞうめしやまで遠回りしてドーナツ2日続けて食べてから午後のボラスタスタート、遊園地エリアの配属はほぼ初めて、午後の枠はゆったりのんびり、会場内を見回りしてゴミ拾いやら落とし物チェックやら成果物は豊作、かっこいいソウルフルなDJのプレイも見れてしばらくそこで時間潰ししたり、テント張っちゃいけないエリアにテントがあったので撤去もしたり、途中の休憩でまかない食べに行ってお腹満たされたり、あっという間に18時近くなり交代。

海エリア突堤ちかくのステージ、細野晴臣の孫がベースをつとめるバンドのステージは人たくさん、稲アガとクラフトコーラミルク割りとを両手に持ち、音楽に身を委ね、空を海の色の移ろいの演出に酔いしれる。後ろにいるペアルックな親子、小さな娘さんが即興の歌詞とリズムで歌い踊る姿に周りは和む、歌い踊りつつ飛行機を見つけて歌詞に組み込む能力の高さ、思わず見上げて飛行機を探す、ただただ楽しげにダンスしているだけでない観察眼の高さすごいなぁ、将来の森道ステージで披露するのかな。

日が暮れていく、初のナイスパッタイを砂浜でいただいてから大橋トリオのグラスステージを見ているとヤマタクさんから電話、撤収したテントのことで話を聞かれるので答える。
pompon cakesでレモンケーキを買おうと注文のやり取りをしていると再度電話がかかり呼び出される、直接対応しにいき丁寧に説明をして円満に解決、やれやれ、ちゃんとルールは守りましょう。

さてと気を取り直してレモンケーキをさっきよりも1個多い5個購入、バファローズキャップじゃないことをれおさんに突っ込まれる、ふふふと頬が緩む、ほんとの理由は今度鎌倉で再会したときに伝えよう。
スラッピーで餃子とビールを購入、毎年森道で再会を喜びあえる人が何人もいる喜びよ。

本日4回目の砂浜ごはん、1人打ち上げ、残務おわりのビールと餃子とそれからレモンケーキ、どんな気持ちなときでもハッピーな気分にさせてくれる、そう確信させてくれたひととき。

この日はテント泊をやめて帰宅、ゆっくり寝るに越したことはない。


本日の1曲

埠頭を渡る風
松任谷由実

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