「逸脱」した俳優が、いいんだってばよ
なるほど
友人とはいいものです。
話しをしていて
いろいろと発見をさせてくれる。
自分が俳優に求めるものですが、
それは、
「逸脱」
です。
おかしいなぁ。
自分の考えは「保守」であるはずなのに
「逸脱」なんて逆のことを求めているなんて。
ルールがあれば従う。
そのルールの中の自由を満喫する。
これが本来の自分のスタイルなはずです。
なので、
遅刻はしない。
決められたことは守る。
イタズラは嫌い
な性格です。
その割に窮屈になると、
ペイっと捨ててしまいがちなのは
どうしてでしょ。
新しもの好きで
自分でカスタマイズしたものが好きなのは
なぜでしょ。
またより良いものを求め続ける傾向があり
「革命」
かっこいい!
と手放しで思ってたりしている
馬鹿者なのはどうしてでしょう
その馬鹿者は
天才が見たくて仕方ないです。
天才とは常識の枠から逸脱するものです。
常識の枠を超えていく俳優を見たい。
決まりきった枠の中で
自分が分かることだけ
アレコレしている人は嫌いです。
そんな人を外から見ているだけなのも嫌いです。
自力で道を切り開く人が好きです。
だから、チームスチームパンを作った上で
受け身ではない
積極的な人を求めています。
求める積極性は、
何か特別なことをやるわけではありません。
確認し
提案し、
実行する
これだけです。
至極、当たり前のことなのですが
当たり前のことができる人がなんと少ないことか。
当たり前なことを
当たり前にやることが
「逸脱」している俳優なんです。
当たり前なことを
当たり前にできないのが
「逸脱」できない俳優で、
そんな人は、演出、監督の言われた通りだけを
やれば
いいんです。
はい、そこで終わりです。
ただ、僕にはいらないというだけです。
「逸脱」する俳優は
演出、監督の言われた通りをやった上で
さらに足すんです。
間違った足し算さえしなければ
超越した俳優ができあがります。
でも、間違います。
間違うのが当たり前なんです。
だから、当たり前を許容しつつ
超越した存在を目指せばいいんです。
昔、大久保鷹さんが
芝居中に唐さんに怒られた話がありました。
怒られた次から、
めちゃくちゃ芝居がよくなったとか。
当たり前なことを
きちんとやったからでしょう。
だから参加している方々には
いつもいうんです。
当たり前のことを
まず当たり前にやろう、と。
それができないなら辞めればいい。
休んでもいい。
それは、自分自身にも肝に銘じています。
失敗はするから許してね!
と言い訳しながら
今日も爆進します。
ありがとう、友人。
また色々話そう、友人。