必要とされる人間はいるが、絶対に必要な人間はいない

必要とされる人間はいるが、
絶対に必要な人間はいない。

あるのは
「いてくれないと困る!」
くらいなものです。


世の中は、
あなたがいなくても成立する。

「絶対にあなたがいなくては成立しない」
と言われても、
いなくてもなんとかなる
もとい、なんとかするモノです。

理想通りでなくても、
のちのち
「あの時大変だった」
と言うくらいなもので、なんとかします。

あなたがいないので諦める、
なんて人はいません。

なんとかしなければならないのだから、
いないならいないで
アイディアを捻って
妥協をしてでも
なんとかしようとする。

そして、意外になんとかなる
という現実。

あなたでなければならないのではなく、
あなたに役割が与えられているだけなのです。


都合のいい人間になることはありません。
必要とされる人間になることです。

そして、必要とされる人間は
人が嫌がることをやる人です。

大変だろうし、
きついだろうし、
やりたくないだろうし、
面倒ですが、
コツコツやることで
必要とされる人間になります。


信用を得るには時間がかかり、
失くすのは一瞬です。

人は、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
なので、
大変で、
きつくて
やりたくない面倒なことを
やってもらったにも関わらず
今、この瞬間に忘れていきます。

「恩を仇で返す」


どうせ忘れるのだから、
自己犠牲で
「私がやらなくては」
というのはやめた方がいいです。

それは、熱狂的信者や、
迷惑クレーマー、
間違った正義を掲げる人の考えです。

だからといって、
「誰かがやるでしょう」
と待っているのはやめた方がいいです。

他人に運命を任せ、
来るはずもない可能性を頼りに、
愚痴をこぼす人生になるので。

「私がやります」
がいい状態です。

他人に必要とされる努力であり、
自分の理想への近道で、
負荷なく努力をし続けることができるからです。


僕は、能動性が非常に重要だと考えているのは、
このためです。

他人に必要とされる。

俳優として、非常に名誉なことで、
与えられた役割を演じ切るために、
「私がやります」
と真摯に向き合い続ける必要があります。

奢ることなく、
やらされることなく、
必要とされるための努力を
日々研鑽し続けることです。

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