映画101歳。甘い幸せな生活。
1995年は、リュミエール兄弟が映画を発明して丁度100年。
この年は、それを記念した映画やテレビ番組(例えば、NHKの「映像の世紀」をオンデマンドで観ることができます)が沢山つくられました。
松濤美術館で「映画伝来」という展示が企画されたのも、その流れです。そこで、最も古い日本の動く姿を、いくつも見ることができました。
映画伝来
―シネマトグラフと〈明治の日本〉―
1995年12月5日(火)~1996年1月21日(日)
種を明かすと、或いは明かすまでもなく、各章の表題は、リュミエール兄弟の短編映画の題名からの引用です。この企画展の図録を参考にしたのを記憶しています。図録自体は逸散してしまって手元にはないのですが、それにしてもしかし「甘い幸せな生活」を脱稿したのは、ほんとうに1995年だったのでしょうか?
書き始めたのがこの企画展を観た後であれば、長く見積もって脱稿までひと月ありません。
無理です、それは。
調べてみるものですね。記憶はまた間違いをおかしました。
脱稿は1996年です。
1995年は脱稿ではなく起稿の年です。暮れに書き始めて、翌年の春に脱稿したのでしょう。
使ったのはキャノワードα3super。
今は昔の物語です。