声優は歌が上手くないとダメ? 音感とアクセントについて
今や声優が歌うなんてのは当たり前になって参りました。アイドル声優という言葉も死後だよなと感じるくらい、特別なことじゃなくなってきた気がします。
では歌が上手くないと声優業が務まらないかというと、テライ的には「音感」は鍛えたほうが良いかなと思っておりますよ!!
デジタル大辞林から引用いたしますと、音感とは『音に対する感覚。音の高低・音色などを聴き分ける能力』
今回注目したいのが《音の高低》という説明部分。というわけで今回は"アクセント"についてのお話し。現場で即対応が求められるスキルです。例題として昨今ちょいちょい話題に上る
2月・4月
を例に、NHKアクセント辞典のアプリ画面を使いながらお伝えして参ります。
赤い斜めの棒が「音が下がる」場所になります。なので、この2つの言葉はツの後ろから音が下がりますね。
………………………(o_o)
となった方。スマホをお持ちでしたらピアノアプリをダウンロードして頂きまして、目と耳を使いながら把握していきましょう!!
赤丸で囲った鍵盤をどう押していくかというと
ニ ガ ツ
D5 D5 D5
ニ ガ ツ ニ
D5 D5 D5 C5
となります。4月も同様ですね。最近2月4月が頭高に発音される機会が散見されるので、私としてはやはり気になってしまうのです。ちなみに、頭高だとD5 C5 C5 の鍵盤運びになります。
音の感覚が弱い方は、発音したい音と実際の発音を一致させるのが苦手だったりします。さらに頭の中だけで音を処理するのも得意じゃなかったりするんですよね。
言っているつもりは通用しません。音の把握が出来ないと何テイクも重ねてしまうなんて事に…
そうならないために、アクセントが苦手な方は鍵盤を使って「目と耳」で音の高低に慣れてみて下さい。
さて今回この記事を書くにあたり、アクセントについてNHKアクセント辞典の解説やHPなどを改めて確認。恥ずかしながら把握していなかったのですが、以前の「語の1音目と2音目は変化する」という考えはどうやら変わった様子です。
アプリをお持ちの方は、付録の「Ⅱ アクセントの示し方について」の項目を是非ご覧ください。情報のアップデートって大事ですねぇ、その上でどう扱うかしっかり考えねばならない…
というわけで。アクセントが苦手という方は、これを機に鍵盤を使って練習してみては如何でしょうか?何か気付きがあるかもしれません。
では最後に!!
せっかく表題に歌という言葉を使ったので、歌についてチラッと。歌は好きだけど苦手というアナタに、簡単な音慣れ方法をご紹介いたします。
ピアノアプリを使って、好きな歌のワンフレーズだけでいいので音が何処にあるか探してみて下さい。どれだけ音が離れてるかだったり、予想より低いとか高いとか。そんなことを目で見て確かめるだけで感覚が違ってくると思います。お試しあれ♪
ということで
授業で苦手なことがあったり、現場で躓いてしまっている方。どんな些細なことでも大丈夫です。何かお困りでしたらご連絡下さいませ。お茶を飲みながらお話ししましょう。