声優になるのはダメなこと?
今や声優は「なりたい職業ランキング」の上位職種。声優の認知度が高くなったことは大変素晴らしいことだなと個人的には思っております。
だがしかし、ひと昔前は”声優になりたい”なんていっても
「え?セイユウ・・・スーパーで働きたいの?」
というコントみたいな会話が当たり前のように繰り広げられていました。そして大反対されるに決まっている。
《そんななんだかよくわからない職業なんてやめなさい!!》
”高卒で専門学校か養成所に行く”と何度も訴えましたが全く聞き入れてもらえず。とりあえず短大は出ろという意見に渋々従い、仕方なく短大へ進学することに。
でも短大なんてアッという間。一年たったら周りは就職活動に奔走していました。一方私はというとドラコンに応募しちゃったりなんかして(同世代に伝われっっっ)いたんですが、親からいよいよ「就職しろ」と追い詰められていくわけです。
その時現実逃避でやっていたことは「"偽"就職活動」企業合同説明会に適当に応募しては行き、就職する気もないのに某ゲーム会社の面接を受けたり……
でもね、これじゃ何も解決しない。腹を括り”声優になりたい”という思いを改めてぶつけることにしたんです。
そしたら案の定母には泣かれる、父は言葉も出ない、姉には「お姉ちゃんのこと裏切ったんだね」と言われる始末。
四面楚歌。味方は誰もいない、、、絶体絶命と思っていたら、スンゴイ方面から救世主が現れました。その人はズバリ
近所のおじちゃん
一周回ってURレアかもと思わないでもないけど、身近な人ほど反対する将来の話。でも第3者は冷静に物事を見ている良い例でしょうかね。
おじちゃんは音響機材を扱う仕事をしていたため、声優事務所と繋がりがあるクライアントさんとお付き合いがありました。その方と近所のおじちゃん家で、両親&私は新設された声優養成所のことを教えてもらったんですねー
あ、勿論普通に応募して第一期生として養成所に通いましたよ。特待生とかナイナイ、頑張って頑張って漸く今の場所にいます。
私、今でも覚えている言葉があるんです。高校の全校集会で、別の学校へ移動してしまう先生の言葉。その先生には教わったことがないから名前も知らないけれど
夢は抱く(いだく)ものじゃない
現実で叶えるものだ
その先生は無限大の未来を抱えた若者たちに、この言葉を送ってくれました。これはかなり私の支えでしたね。
取り囲む近しい人全てから"猛反対"を食らって苦しんでいる人へ。もしかしたら、ちょっと遠い誰かからヒントを貰えることがあるかもしれません。もしよければ、お話し聞かせてください。
とんでもなく険しい道ではありますが、声優になりたいと思っている皆様へ一言
最高に楽しいぜ、この世界!!!
あーそのうち現場でアンケートとりたいなぁ。声優になることについて反対されたか賛成されたか。今活躍されている皆様はどうだったんだろう、、、凄く気になる。