【名曲ライブラリ】 Tea For Two
作詞:Irving Caesar 作曲:Vincent Youmans
1924年5月、シカゴにおいてミュージカル「No, No, Nanette」で紹介され、その後、1925年9月16日にニューヨーク・ブロードウェイに進出して大ヒットする。作曲したユーマンズにとっては最大のヒット曲。ユーマンズが公開・出版した楽曲は100曲に満たないのに、ASCAPによってスタンダードとみなされている曲は18曲もあるという恐るべきヒット率を誇る作曲家。
さて、Tea For Twoの名演と言えばやはりこの人ではないだろうか?超絶技巧ピアニスト、アート・テイタム。YouTubeにはリンクが見当たらなかったのでSpotifyにて。このアルバム・タイトルがすごい。「Piano Starts Here」日本語にすれば「ピアノはここから始まる」!!1933年の録音です。
ただ、こういった超絶技巧系は途中でお腹いっぱいになってしまいますよね💦 そこでゆったりと聴きたくなるバージョンもご紹介しておきましょう。ブロッサム・ディアリーという唯一無二の可愛らしい声の持ち主。一時ハマってこの人のアルバムを買い漁ったことがあったっけ(^^; この作品は1958年の録音です。
今回、何でこの曲を取り上げたかったかって、たまたま先日見ていたテレビで梓みちよさんの「二人でお酒を」を放送していて、この曲名って完全にTea For Twoのパクリじゃん!って思ったのです。気付いていた方もいっぱいいらっしゃると思いますが、リアルタイムでこの曲を聴いていた頃は小学生で本家のTea For Twoは全く知らず。ぼくの中では全くリンクしませんでした。まぁジャズやスタンダードの楽曲から影響を受けている曲はいっぱいあるんだなと。曲自体は全然違いますけどね (^^;