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【名曲ライブラリ】 Can't We Be Friends?

作詞:Paul James 作曲:Kay Swift

大好きな小説の一つにスコット・フィッツジェラルドの「The Great Gatsby」がある。いくつかある翻訳版のうちの一つ、村上春樹翻訳本の巻末コメントに「これまでに刊行されたいくつかの翻訳書を読んで思ったのは、これは僕の考える『グレート・ギャッツビー』とはちょっと(あるいはかなり)違う話みたいに思える」とある。アメリカでも1〜2を争う人気の小説であるが、それだけ原文が難解な表現なのであろう。そもそも既に著作権が切れている小説なので、ぼくも無料で公開されているオリジナルでチャレンジしてみたが、難しくていつも途中で挫折している。それでもいつか読破してみたいものである。

1925年に刊行された「グレート・ギャッツビー」とは直接関係ないが、近い時代の音楽として1929年の<Can't We Be Friends?>を思い出さずにはいられない。小説のあらすじはここでは語らないが、この曲の歌詞と何か通じるものがある気がする。いつの世も男女のいざこざは同じようなもんなんだなと思ってしまう (^^; 

そしてこの曲の決定版と言えばやはりエラ&ルイのデュオによる歌唱でしょうか。スウィングするエラの歌に、ルイの痺れる歌声。何度聴いても最高です。

そして現代版の録音ではジェイミー・カラムによる録音が良いかな?ジェイミーが弾くピアノ・ソロもすごく良いんですよね。

この曲、不思議なことに日本ではあまり人気がないのか、録音物としてはほとんどカバーされていません。何ででしょうね。エラ&ルイのイメージが強くて難しいのかな。インストゥルメンタルならいけそうな気もするんだけど。

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