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入院中「現在進行形の思い」〜第2日目:入院生活でスティーブ・ジョブズ効果?

(写真は面会室から眺める富士山の夕焼け:2022年1月21日撮影)

健(たけし)です。入院しています。

入院中に治療に専念しないで投稿している、それも入院していることを題材にしている。縁起でもないとお叱りを受けるかもしれませんね。

noteで以前シリーズで書きました難病については寛解しており、今回の入院は全く別の病気です。

病気は「顔面神経麻痺(ベル麻痺)」。酷くなければ、治療せずとも多くの場合、一ヶ月程度で回復するケースが多いようです。

私の場合、速やかな回復と後遺症を避けるために、入院治療を選択しました。

俳優やタレントでもありませんし、顔で売っているわけではありませんが、対面やオンラインでも顔出しの対人支援のお仕事をさせて頂いています。

後遺症で満面の笑顔を(その評価は皆さんにお任せしますが)お見せできない状況を避けようと言うわけです。

入院生活は誰にでもやってくるのか?

50歳まで一度も大きな病気にかかったこともなく、入院も手術もしたことのなかった私でしたが、難病を発症し9回の入退院を余儀なくされました。

その際には、最初にお世話になった病院に1回、残りの8回は寛解に至るまで治療して頂いた病院での入院でした。

今回は自宅からそれほど遠くない総合病院です。10回目の入院でなんとなく様子が分かるようになりました。

入院しないで健康に生涯を全うできれば、それが良いに決まっています。

しかし、日本人の生涯平均入院回数を見ますと、大体で前後10回という数字が調査からみえてきます。この後、死ぬまで入院することがなければ、私は現時点での平均となります。

もちろんこれは平均ですから、一度も入院しない人もいらっしゃることと思いますが、高齢になればなる程、入院する可能性が高いと思われます。

入院生活の日常

入院中は規則正しい生活をするようになっています。

朝・昼・晩と体調をチェックがなされます。体温、血圧をはじめとして必要なデータがとられます。看護師さんが定時になるとやってきます。

私の場合は治療のために副作用で血糖値が上がる可能性がありますから、朝・昼・晩と血糖値を測ります。

朝8時、12時、18時と3回の食事が提供されます。私は減塩食白米150gの1600カロリー/一日の食事です。塩分計算をしたり、献立や食べる分を考えなくて良いので気が楽です。

さすがに150gの白米を3回は、入院時余り動きませんので多いため、2日目から120gに減らして頂きました。これでも多いかも知れません。

湯船は珍しくシャワーが基本だと思いますが、一日1回予約をしてシャワーを浴びる事ができます。介護のある人たちは、看護師さんと話し合って決めるわけです。

起床時間と消灯時間が決まっています。現在入院している病院では、起床6時、消灯21時30分です。前2回入院時の病院では22時でしたので少しは早く感じます。

治療はそれぞれですが、私の場合、6時、14時、22時の8時間おきに、一回20gのステロイド点滴です。加えて食事後との薬です。

顔面の筋肉が硬直してしまわないように、顔面マッサージを理学療法士に午後に一回して頂き、自分でもできるマッサージを日に3回行います。

麻痺しているからといって、自分で無理に強く顔を動かすと後遺症が出やすくなってしまうそうです。顔が麻痺したまま力を入れないで、左右同じ力で軽くマッサージをすることで、神経が麻痺したために動いていない筋肉を目覚めさせてあげるイメージだそうです。

治療を自分のベッドで受けるのですが、「フェイシャル・エステ」受けているかのようなイメージです。私はこのような施術は初めてなのですが、軽く手でマッサージをして上げると、麻痺した部分の筋肉が少し楽になるのが分かります。

仕事で「エステ」のお手伝いをしたことはありません(お声をかけてくだされば、エステ経営者の方コンサルをしますよw)が、顔面麻痺していなくても、やはり効果があるのだろうなと思いました。

やり方を習いました。日に3回するようにとのことで食前にすることにしました。

何を思っているのか

私は小さいときから人に言われたとおりにするのが苦手で、息苦しくなってしまいます。

しかし、衣食住、自分の健康の事に気を使わずに、治療に専念する環境におかれると、決められたスケジュールに管理される利点を感じます。

多くの場合、具合が悪いのですから、自力でする容量というものが、健康なときに比べて、身体的にも精神的にも低くなっているわけです。

限られた体力、知力を治療を通して快方に向ける事が大切です。

これは入院治療だけのことではないですよね。何かに集中しようと思えば、衣食住については、できるだけ考えたりせずに済むような環境を整えるわけです。

アップル社の創業者の一人スティーブ・ジョブズさんが、生前黒のタートルネックとブルージーンズという服装を毎日していたことは、多くの人が知っているでしょう。

これは「意思決定疲れ」を軽減するするためだそうです。

つまり、何を着るかにエネルギーを使わないことで、日々の意思決定の数を減らし、より重要な決断のためにエネルギーを使うということなのです。

私もこの入院生活でスティーブ・ジョブズが服装の決断をしなくていいようにしたとの同じような効果が得られるように思います。

もちろん入院することは、お勧めしません。

あなたはどのようなルーチンをすることで、より大切なことに集中しようとしていますか?

最後までお付き合い頂きありがとうございます。




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