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どんどん遠くになる君へ

何故こうなるのかなぁ

どんどん遠くに行ってしまうね

よく分かんないんだけど 本当のところ

ちょっと察するものがある

君は君の生活を大事にしてるのだろう

普段は俯瞰してみているはずなのだろう

私たちは君に何か都合の悪いことをしたのだろうか 気づかないうちに

君は君の守りたいものを必死に守っている

それは痛いほど伝わっている

優先順位がはっきりと見えている

めったにかけない電話をかけているこちらの気持ちは

君には見えない

優先順位をいつも君が守り続けていることが分かっているがゆえに

遠慮しながらかけている電話の重さを

君は知らない

良かれと思って 喜ばそうと思って・・・

これは君にとってはただの押し売りだと分かっていても

ついつい うっかり 喜んでくれるだろうかと

わくわくと恐れとを抱きながらの行動は

君には伝わらない

どんどん君が遠くに行ってしまう

心の距離だけは離れないと思っていたのは遠い昔のことなのかな

君が守っているもの それはそれでいい

そこに信頼はあるのか と思ってしまう

君が守っているものに信頼を持っているのか

君が守ろうとしているものはそんなに頑なにならなくても

そんなに意固地にならなくても 壊れるものではないのだよ

私たちも守りたいものなのだ

信頼していれば 俯瞰的に見続けられる

そして 目の前にやってきたもの やってきたことが

その時の優先順位の一番だと思えるはずなんだ

そういうことも もう君に伝えられないほど

君は遠くに行ってしまった

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