
今までの人生22(生きたいのか?死にたいのか?)
生活保護の申請も出来ず
消えたいなぁ
存在してる意味ないなぁ
と、泣きながら話す私の話を
聞いてくれたネッ友親友の言葉で
やっと行動することが出来たのだ。
「生きたいのか?死にたいのか?」
消えたい・・・
でも死にたくない・・・
親にも兄弟にも心配かけたくない。
リアルで頼れる人がないなら
区役所の人に頼るしかない。
「行けば何とかなる。」
提出しろと言われている書類や
通帳や印鑑。
諸々必要になりそうな物かき集めて
「区役所に行け!
行けば対応してくれる人は必ずいる。」
きっと頭ではわかっていた。
行動に移す気力や勇気が湧かなかったのだ。
冬になりかけた寒い大雨の日。
もう今日しかなかった。
何も書いていない書類。
かき集めた必要であろう物を
濡れないようにビニール袋にいれ
カバンに詰め
書類に書いてあった住所を
PCで検索する。
区役所だから住んでる区域にはあるが
大雨の日に徒歩で一時間近くかかる。
不安だし苦痛だった。
でもバスの乗り方もわからなければ
バス自体に乗れる気分でもない。
タクシーに乗るお金ももったいなかった。
でももう今日しかない。
暴風雨の中・・・
傘とかバンを握りしめ外に出る。
自分は濡れてもいい。
でも書類だけは濡らすわけにはいかない。
一時間近くかけて区役所にたどり着いた時には
すでに雨でべっしょりだった。
時間も結構ぎりぎりだったと思う。
職員さんはタオルを貸してくれた。
怖いことは何もなかった。
「書類がかけません。
どこに何を書いていいかわかりません。
全部持ってきました。
書くところ教えてください。」
雨なのか涙なのかわからないぐちゃぐちゃな顔で
職員さんに言った。
「保護の申請や色々なものの免除。
手続きの場所が違うのでひとつづつ
案内しますね。」
ホワイトカラーの公務員は
冷血なイメージ(あくまで私的なイメージ)
があっただが、
区役所はとても親切な人でいっぱいだった。
ひとつずつ手続きを進め
途中から人手が空いたのか
一人の女性が一緒に各部署に付き添ってくれた。
書類の手続きが終わったのは17時少し前。
「間に合ってよかったですね!
よく頑張って雨の中きてくれました。
これで何も心配ないですよ。」
付き添いの女性は玄関まで見送ってくれた。
まだ外は大雨。
タクシーに乗りたかった。
でも仕事もできない
生活保護を受ける人間が
そんな贅沢はできない。
と、自分に言い聞かせ
また一時間近くかけて帰宅する。
もう途中から風の強さで傘もさせず
雨に濡れたままグスグス泣きながら
帰宅したのを覚えている。
玄関で服を脱ぎ
バスタオルをもってシャワー。
まだスマホのない時代
ガラケーメールでネッ友親友に
「頑張って行ってきた。ありがとう。」
と送信して
薬を飲んで横になり
いつの間にか眠っていた。
今日はここまで
今日は昨日と違って熱はない。
ちょっと怠さはあるので
無理はしないように体調を整えよう。
今日は勤労感謝の日。
勤労している方お疲れ様です!
勤労できているかた羨ましいです!
いいなと思ったら応援しよう!
