【ベストバイガジェット2023】今年は順当に(?)スマホを選定!
※この記事は「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2023」3日目の記事です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
久々に参加させていただきました327(@TAKUMA327)です。
さて、今年のベストバイガジェットですが今回は順当にスマホを選びました。
というのも前回参加した2019年はマザーボードを選んでいて、「これガジェットか?」と思いつつも「まあ他にも投稿してる人いるしいっか!」くらいの気持ちで選定していたのです。
「ガジェット」というと小物、もっと言えばモバイルデバイスやIoT機器のようなものというイメージがあります(個人の感想です)。
さて、前置きが無駄に長くなりましたが今年のベストバイガジェットはこちら。
ベストバイ:Xperia 1 V (XQ-DQ44)
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Xperiaなんて何を今更という方もいらっしゃるかもしれませんが、昨年メイン端末だったXperia 1 IIをiPhone 14 Proに置き換えた私が、結局Xperiaに戻ってきたのには理由がありました。
理由① アスペクト比21:9のディスプレイ
1番大きい理由はこれです。
もちろん、よく語られるように縦スクロールするコンテンツの情報量が多いだとか、画面サイズのわりに幅が狭くて持ちやすいというのもあります。
ですが、個人的に重宝していたのは「ソシャゲの自動周回」や「YouTubeのながら見」をしながら X(旧Twitter)を見たりWebブラウズをする時でした。
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21:9のディスプレイを搭載したスマホであれば16:9の横画面+9:16の縦画面として画面分割ができ、ギリギリ使えるラインに収まります。
ディスプレイに関して言えば、iPhone 14 ProやPixel 6 Proの120Hzディスプレイで目が肥えてしまい、Xperia 1 IIの60Hzディスプレイは無理な体になってしまっていたのですが、Xperia 1 III以降では120Hzに対応しているのも地味に重要なポイントです(むしろ今どき10万オーバーで60Hzはねーわという話でしょうが)。
理由② (比較的)軽い
Xperia 1 V (6.5インチ)が187gに対して、iPhone 14 Pro (6.1インチ)は206 gです。
約20gほど軽くなりますが、スマホにおいてこの差は小さくありません。
なお、最新モデルではiPhone 15 Pro (6.1インチ)やPixel 8が同じ187gとなっていますが、iPhone 15 Pro (6.7インチ)が221g、Pixel 8 Pro (同)は213gなので、それらに比べれば依然軽いスマホであると言えます。
理由③ HSパワーコントロール
原神やスターレイルを始め、ウマ娘やレスレリなどリッチな3Dコンテンツを多用するスマホゲームは電力消費が激しく、外部から給電しながらプレイしたくなることも多いでしょう。
しかし、充電しながらの使用は発熱やバッテリー劣化の進行に悪影響を与えます。
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Xperiaでは1 IIから「HSパワーコントロール」なる機能が実装されており、ゲームのプレイ中はバッテリーを経由せずに外部から給電することが可能です。
数ヶ月でスマホを買い替えたりしないので、「いたわり充電」もそうですがバッテリー劣化対策機能があるのは精神衛生上ありがたいです。
理由④ 強力なオートフォーカス
Xperiaの標準カメラアプリ「Photography Pro」では、コンティニュアスAFやロックオンAF、顔・瞳AFといった強力なオートフォーカスが利用できます。
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また、連射速度もHi+/Hi/Loで3段階の設定が可能なので、動体撮影をされる方には重宝する機能ではないでしょうか。
使ってみて良かったところ
これまでに挙げた理由はXperia 1 IIを使っていたときから感じていたXperia 1シリーズのストロングポイントなのですが、今回Xperia 1「V」を使ってみて良かった点も列挙してみます。
① 広角(24mm)レンズでの撮影性能
Xperia 1 Vでは広角レンズのセンサーに新型の「Exmor T」が採用、センサーサイズも拡大し暗所撮影性能などが向上しています。
先程理由③で載せた写真は望遠レンズでの撮影で画質は悪いのですが、広角レンズでの撮影だとこのような上がりが得られます。
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![](https://assets.st-note.com/img/1701523108579-epezVHZZb5.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1701523252834-0XEsmKqo6M.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1701523724479-ftMpfEUrVi.jpg?width=1200)
② 質感
実物を見ずにポチったのでここは意外なポイントでした。
Xperia 1 IIのフロスト加工された背面も良かったのですが、Xperia 1 Vでは更にドット状の加工が施され、側面のフレームには溝が彫られています。
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![](https://assets.st-note.com/img/1701525351066-VV4e7JwEm0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1701525044745-46iSZVMmtv.jpg?width=1200)
③ バッテリー持ち
Xperia 1 IIであまり良くない部分だったので正直期待していなかったのですが、Xperia 1 IIやiPhone 14 Proより電池持ちが良い印象です。
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通勤と休憩時間で使って帰ってきたらまだ70%ほど残っているくらいでしょうか。
流石にゲームなどを長時間すればすぐ減っていきますが、これまで使ってきた機種の中では体感でも電池持ちの良い部類でしたので意外な部分でした。
④ 押し込み式指紋認証
Xperia 1 II以降では側面に電源ボタンを兼ねた指紋認証センサーがありますが、デフォルトでは触れるだけでロックが解除されます。
これが度々手に持って運んでいるときなどに意図せずロック解除してしまう要因になっていました。
Xperia 1 Vには「押し込み式指紋認証」というオプションがあり、これを有効にするとボタンを押してから指紋認証が行われるようになり、誤爆を回避できるようになっています。
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文句を付けたいところ
確かに私が今年購入した中でのベストバイではあるのですが、文句なしというわけではありません。
以下は今後改善を望みたい部分です。
① サイドセンスが改悪されている (Xperia 1 II比)
Xperia 1 IIでは画面端がラウンドしており、この部分を軽くダブルタップすることでサイドセンスが起動していました。
Xperia 1 Vでは画面が完全にフラットになっており、サイドセンスも画面端に表示される「サイドセンスバー」をダブルタップすることで起動します。
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これ自体は仕方ないんですが、問題はこのバーが「ドラッグで移動できてしまう」ことです。
これによって意図せずサイドセンスバーを動かしてしまい、親指の来る位置に置いていたはずがいつの間にか一番上まで動いてしまっていることが多々あります。
長さや位置などは設定のスライダーから調整できるのでそもそもドラッグできる必要がないと思うのですが、せめて無効化できるようになって欲しいところです。
② マナーモードだとシャッター音・フォーカス音が鳴らない
私はほぼ常時マナーモードでスマホを使用しているのですが、Xperia 1 V (SIMフリー版のXQ-DQ44)ではシャッター音の音量が着信音と連動しており、マナーモードでは音が鳴らないようになっています。
「シャッター音が消せる」という点では人によってはメリットなのかもしれませんが、私としてはシャッター音やAF合焦時の「ピピッ」という音は鳴ってほしいのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1701528584669-kvQWa35xd0.png?width=1200)
流石に撮影時に毎回マナーモードを解除するのも面倒なので音が鳴らないまま使っていますが、できれば着信音には連動しないようにしてもらえると助かります。
③ ときどき60HZになる
デフォルトでは120Hzでの動作はオフになっており、手動でONにする必要があります。
一旦ONにすればその設定は保持されるのですが、何かの拍子に60Hz動作になってしまうことがあります(設定自体はONのまま)。
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一応、「低残像設定の使用」オプションをOFFにして再度ONにすれば120Hzで動作するようになりますが釈然としません。
なお、STAMINAモード(バッテリー節約機能)がONになると強制的に60Hz動作になりますが、もちろんSTAMINAモードが動作していない状態での話です。
まとめ
文句を付けたいところもいくつかありますが、どれもソフトウェアの問題なので今後のアップデートで解決されればいいなという淡い期待があります。
全体としてはとても満足しており、色々言われているXperiaですが今後もこの路線で頑張って欲しいと思います。
特にディスプレイとカメラ周りはXperia特有の要素が多く、一度慣れてしまうとなかなか他を選びにくくなる部分です。
XZシリーズのときのような没個性的な機種に戻らないことを祈ります。